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【神奈川】

台風19号 再開目指し集う 地域の拠点「集会所」

台風19号で自宅が浸水した住民らが集まり、復旧作業を行った上丸子山王町二丁目町会の集会所=川崎市中原区で

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 台風19号の影響で、多くの浸水被害があった川崎市中原区の上丸子山王町(かみまるこさんのうちょう)地区で二十日、床上浸水した集会所の復旧作業が行われた。片付けに汗を流したのも、自宅が浸水被害を受けた住民たち。駆けつけたボランティアとともに、地域の拠点となる集会所の再開に向けて力を合わせた。

 復旧作業が行われたのは、上丸子山王町二丁目町会の集会所「山二(やまに)会館」。床上五十センチ程度の浸水があったという。この日は住民やボランティアら約五十人が水を含んだ畳をはがし、床下の乾燥や消毒などを実施した。

 町会長の山川哲生さん(76)は「町会に入る約四百三十世帯のうち、九割超に床上浸水の被害があった。家の片付けが一段落ついた人たちが、ここに集まってくれたんだ」と話した。

 一帯の浸水被害が明らかになってから一週間。まずは被災した住民のために、山川さんら町会役員でこの会館を開け、汚泥を処理する土のう袋や消毒液、罹災(りさい)証明の申請書などを配布してきた。

 「自分の家も浸水しちゃったんだけども、町会優先でやってきたから女房に怒られちゃって」と山川さん。この日、会館の片付けに汗を流した金久保雅也さん(45)も、自宅が床上約七十センチにわたり浸水した。「水につかった家財を災害ごみに出すなど、自宅の片付けはだいたい済ませた。この会館はやっぱり、地域の大事な拠点だから」

 同じ中原区からボランティアに駆けつけた団体職員の男性(48)は「つながりって大事だなあ、とあらためて思った」と語った。

 この地区は二〜三年前の台風でも、浸水被害があった。市に対して今後、今回の浸水の原因究明とともに、対策を求めるという。 (石川修巳)

 

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