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【神奈川】

「こつこつと 小さなことを積み重ねて」 「藤沢マイスター」のノグチミエコさん

風船を付けた吹きざおを用い、吹きガラスの実技を指導するノグチさん(右)=藤沢市で

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 藤沢市に工房を構えるガラスアーティストのノグチミエコさん(49)が、市内の湘南工科大付属高校で、技術コースに在籍する二年生約六十人を前に講演した。ものづくりの面白さを語り、「こつこつと小さなことを積み重ねていくと大きなものになる」と説いた。

 芸術性と技能を国内外で高く評価され、市最高峰の匠(たくみ)を意味する「藤沢マイスター」に認定されているノグチさん。講演は「藤沢マイスター事業」の一環で、「若い世代が進む道を考える一助になれば」という思いから、自らの道のりや仕事について紹介した。

 幼少期を振り返り、砂浜に落ちていたガラス片の美しさに感動して「透明なものにひかれた」という。高校時代は足が速く、陸上部に在籍。吹きガラスの作業には体力が必要で、「好きなものと得意なことが合体して今の職業に結び付いている」と解説した。

 仕事に取り組む姿勢として「全てのものがインスピレーションの源。会う人、行く場所、聞く話、ありとあらゆるものが、ものづくりのネタになる」と語った。「続けることが大事。続けるうちにいろんなことが分かってくる」とも訴えた。吹きざおでガラスの代わりに風船を膨らませる実技も指導した。

 高橋真音(まなと)さん(17)は「好きなこと、得意なことを仕事にしたというのが印象に残った。ものづくりをしたいという思いが強まった」。土井琉叶(りゅうと)さん(17)は「ガラスアートの奥深さを知った。自分で表現することの楽しさを感じた」と話した。 (吉岡潤)

 

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