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【神奈川】

噴気地帯に笑顔戻る 大涌谷半年ぶりに規制解除

噴気地帯を見物する観光客=いずれも箱根町で

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 噴気地帯に歓声が戻った−。火山活動で一般客の立ち入りができなかった箱根町の観光名所・大涌谷の規制が15日、半年ぶりに解除された。観光客が名物の黒たまごをほおばる光景も復活。各店舗の店員や観光客に笑顔があふれた。 (西岡聖雄)

 箱根町観光協会は正午、歓迎イベントを開催。山口昇士町長らは、用意した黒たまご五百個を観光客にプレゼントした。芸者バンド「婆娑羅(ばさら)」は箱根にゆかりのアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌や、山本リンダメドレーを歌い踊り、観客を沸かせた。

黒たまごを食べる観光客

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 オーストラリアから夫婦で初来日したIT技術者スチュワート・スニードンさん(43)は「半年ぶりの再開とは知らず、幸運。黒たまごはおいしく、富士山や噴気の景色も素晴らしい。明日もまた来る」と笑った。

 黒ラーメンが人気の飲食・土産物店「極楽茶屋」の鈴木仲雄さん(78)は「高齢退職などを除く全従業員が戻り、営業を再開できた」と喜ぶ。初日のメニューは七種だが、順次増やす。

観光客でにぎわう大涌谷駅前

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 火山学習の拠点「箱根ジオミュージアム」も再開。休館中に制作した江戸時代の箱根越えの難所、箱根旧街道に残る石畳の模型を展示し、箱根や鹿児島・桜島などの火山灰を顕微鏡で観察できるコーナーを新たに設けた。山口賢館長(53)は「休館も噴気地帯の間近にあるミュージアムならでは。火山と共生する箱根を肌感覚で味わってほしい」とPRした。

 全線開通した箱根ロープウェイの利用者数は、登山鉄道の運休で少し減っている。大涌谷駅の渡辺敬介駅長(45)は「大涌谷駅の初日の乗降客は八千七百八十人で、規制前の金曜日とほぼ同じ。前日まで乗客の八割は外国人だったが、今日は日本人が半分と一気に回復してきた」と手応えを語った。

観客を楽しませる芸者バンド

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