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【神奈川】

仕事の魅力 生徒、学生に 伝えるNPO発足 横浜で来月、設立記念総会

アスリードを設立した武政さん=横浜市中区で

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 子どもに仕事について知ってもらおうと、社員へのインタビュー記事を通して企業を紹介する雑誌の発行などを目指すNPO法人「アスリード」(横浜市中区)が発足した。武政祐(たすく)代表理事(32)は「たくさんの職業が世の中にある。子どもたちの夢や目標の選択肢を広げたい」と話している。 (志村彰太)

 武政さんは大学卒業後、大手事務用品販売会社に入社し、営業を担当。「有名企業の名前に引かれた」のが入社理由だが、ノルマの厳しさに苦しみ、三年目にうつ病を発症して退職した。療養後、第三セクター「さがみはら産業創造センター」(相模原市緑区)に入り、小学生が起業を体験するイベントや、大学生に地元企業を紹介するなどの事業に携わってきた。

 三年勤めた後の二〇一六年、石川県で中小企業の社員を取材し、仕事の魅力を紹介する雑誌「さくらノート」を発行していた会社が横浜版を発行し始めたのを知り、同社に転職した。さくらノート横浜版は年二回、六万五千部発行で、県内の小中高、大学など計四百三十校に無償で配布していた。

 仕事を選んだ理由、やりがい、役立つ資格などを詳しく紹介するのが特徴だったが、今年六月、発行会社が事業整理でさくらノートの廃止を決定。武政さんを含む横浜版の編集メンバー三人でNPOを設立し、事業を引き継ぐことにした。

 雑誌名は「みらい百花」に変更し、発行頻度は年一回に減らすが、分量は従来の二倍の五十六ページに増やす。小学生から大学生向けの就業体験プログラムも行う計画。さくらノートではボランティアでやっていた企業社員による講演会なども正式な事業と位置付け、独自のキャリア教育も新たに展開する。

 武政さんは「有名企業でなくても魅力的な仕事はあるし、外から見ただけでは業務内容が分からない職業もある。イメージだけで就職先を判断しないことが大切。入社後にギャップを感じた私のような人を増やさないことが目標」と語る。

 十二月七日午前十一時半〜午後二時、パシフィコ横浜(横浜市西区)展示ホール二階で設立記念総会を開く。行政や教育関係者に広く参加してもらい、NPO設立の意義を説明するという。問い合わせは、アスリード=電045(325)8801=へ。

 

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