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【神奈川】

ガラスのツリーに復興への思い託し 「世界唯一」箱根ガラスの森美術館に登場

箱根火山・大涌谷を借景に輝くガラスのクリスマスツリー=箱根町で

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 箱根ガラスの森美術館(箱根町)の庭園に、世界で唯一というガラスのクリスマスツリーが設置された。太陽光と風で千変万化にきらめき、ライトアップされる夕方は星のようにまたたく。10月の台風19号による土砂崩れで通行止めになった国道138号沿いにあり、入館者数が3割減ったが、復興への思いをツリーに託す。 (西岡聖雄)

 ツリーは高さ十一メートルと八メートルの二本。計十五万粒のクリスタルガラスが光の角度で七色に反射する。肉眼で感じる輝きは、電飾の点滅や写真でも再現するのが難しいという。「苦労知らず」の願いを込めたフクロウに加え、今年は幸せを呼ぶ青い鳥も飾った。

 岩田正崔館長は「ツリーに隠れているガラスの小鳥たちを見つけてもらい、少しでも幸せな気分に浸ってもらえれば」と話す。

 台風19号の後、同館には迂回(うかい)ルートなどの問い合わせの電話が一日に百本くらいあるという。県は138号の土砂崩れ現場に、大型バスも通れる仮設橋を造る工事を進めており、十二月末の復旧を見込む。

 民間のクリスマスツリーランキングで、美術館は全国屈指の人気を誇る。かつて十二月〜二月は入館者が最も少ない時期だったが、近年は十二月の入館者数は、紅葉が見頃の十一月や夏休みの八月並みに増え、ツリーは冬の集客を担う大黒柱になっている。

 美術館は二十一〜二十四日は閉館時間を午後七時半まで、二時間延長する。ツリーはクリスマス後、頂点の星をハートに変え、来年三月中旬まで飾る。名物の館内コンサートは現在、バイオリンとアコーディオンのデュオらがタンゴなどを演奏している。入館料は大人千五百円など。問い合わせは、美術館=電0460(86)3111=へ。

 

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