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【神奈川】

<財徳健治のマンスリーフロンターレ>届かなかった3連覇 ACL出場 最後の勝負へ

横浜Mとの試合後に行われたホーム最終戦セレモニーで、スタンド前であいさつする川崎イレブン=等々力陸上競技場で

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 リーグ史上、鹿島に続く2クラブ目の3連覇には届きませんでした。第32節終了時で首位の横浜Mの勝ち点は64。7差となり、残り2試合での逆転は不可能となって…。

 一度も首位に立つことのなかったシーズン。何かがどこかがかみ合わないまま「勝ちきる」ことの難しさを痛感させられました。第33節(11月30日)の横浜M戦は悔しさを胸に、意地を見せつけたい試合でしたが、勢いの差そのままに今季1試合最多失点4を喫し、一矢を報いるのがやっとの惨敗でした。

 この一戦を前に思い出したのは2013年の最終戦。勝てば9年ぶりの優勝という横浜Mをホーム等々力に迎え、1−0で破って眼前胴上げを阻止したのでしたが。

 ルヴァン杯で初優勝を決めた10月26日以降、リーグでは広島、浦和、鹿島に自信あふれる戦いで3連勝していただけに、期待は高まっていました。しかし、横浜Mのスピードのある攻めと連動した攻守の切り替えで後手に回り、DF山村和也(30)が言ったように「相手のやりたいようにやられてしまった」結果に終わりました。

 横浜Mの優勝は最終節に持ち越されましたが、この時点で横浜Mの勝利数21はフロンターレより六つ多い。勝ち点にして18。大きな大きな差です。なんとか終盤までトップ戦線に残れたのは最多の引き分け(12)のおかげともいえますが、引き分けを勝ち試合にできていたなら…の思いも強くなります。

 肝心なところで主力にけが人が出て苦しんだシーズンでした。チームが最高出力100パーセントで戦えなかった試合はいくつもあります。負傷者の連鎖のおしまいに11月下旬、MF中村憲剛(39)が左ひざを手術、全治7カ月の診断が下されたニュースもありました。来季の前半戦は出場できない見込みです。

 ただ、それでも。リーグ制覇がなくなったあと、鬼木達監督(45)はすぐに「新しい目標」として、3位以内に与えられるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場権獲得へと切り替えました。勝ち点60の3位鹿島とは3差(その意味でも横浜Mに負けたのは痛い)の4位で、最終節は鹿島が名古屋と、フロンターレは札幌と。得失点差は鹿島23、フロンターレ22ですから、勝ち、負けで明暗を分けることも大いにあります。勝負は最後の最後まで−。 (スポーツライター)

 

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