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【神奈川】

「ワイド」車両で混雑緩和へ 定員5人増 横浜の一部と川崎を走る臨港バス

中扉付近の4人分の座席を撤去したワイドスペースバス。同じ大きさの既存バスに比べ、乗客定員が5人増える(いずれも川崎鶴見臨港バス提供)

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 川崎市と横浜市の一部で路線バスを運行する川崎鶴見臨港バス(本社・川崎区)は10日、バスの中扉付近にある座席の一部を撤去した「ワイドスペースバス」を新たに導入する、と発表した。同じ大きさの既存バスに比べ、乗客定員を5人分増やせる。朝夕のラッシュ時に鶴見駅西口を発着する路線でまず1台導入し、川崎駅西口発着の路線などにも導入を検討する。 (石川修巳)

 ワイドスペースバスは全長約一〇・四メートル、全幅約二・五メートルの大きさで、定員は八十五人。内訳は座席十八人と立ち席六十六人、ほかに乗務員一人。同じサイズの既存バスに比べ、座席が四人分少なく、立ち席が九人分多い。

 同社によると、路線バスへのワイドスペースバス導入は日本初。背景にはバス業界全体を取り巻く運転士不足で、運行本数を増やせない事情があるという。

 田中伸介社長は「ラッシュ時には利用客が停留所でバスに乗りきれないケースもあり、ご迷惑をおかけしている」と説明。川崎臨海部の路線のように、バスを大型にして混雑緩和に努めてきた一方、新車両を導入する鶴見地区は道路幅が狭く、これ以上の大型化は難しいという。

 「苦渋の選択だが、ラッシュ時にはより多く乗車できるようにして、ご迷惑をできるだけ減らしたい」と田中社長。混雑緩和や利便性を検証し、ほかの路線にも導入を検討する。

 新車両には運転士の体調急変時などに、乗客が非常ブレーキスイッチを押すと、バスを減速・停止できる「ドライバー異常時対応システム」も装備する。

川崎市と横浜市の一部で路線バスを運行する川崎鶴見臨港バス

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