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【神奈川】

色あでやか 肉筆浮世絵 北斎らの作品38点紹介 鎌倉国宝館

葛飾北斎を中心とした肉筆浮世絵が並ぶ会場=鎌倉市で

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 肉筆の浮世絵を集めた特別展「北斎と肉筆浮世絵〜氏家浮世絵コレクションの至宝」が、鎌倉市雪ノ下二の鶴岡八幡宮境内にある鎌倉国宝館で開かれている。昨年夏に米国の展覧会に出品された、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎(一七六〇〜一八四九年)の作品二点を含む計三十八点が並ぶ。

 肉筆浮世絵は版画と異なり、一点もの。収集に力を注いだ故・氏家武雄さんと市が協力し、一九七四年に同館内に設置された「氏家浮世絵コレクション」の百数十点の中から今回の展示作品を選んだ。

 このうち、昨夏に米国ワシントンのナショナル・ギャラリーで開かれた展覧会に出品された「桜に鷲(わし)図」(一八四三年)は、北斎晩年の作。あでやかな桜とともに、一羽のワシが細やかに力強く描かれている。

 もう一点の出品作品「鶴鸛(こうのとり)図」(一八〇四〜一八年ごろ)は、コウノトリとツルの七羽が画面左から右へ向かって徐々に小さく描かれ、鳥たちが遠ざかる様子が表現されている。

 学芸員の石井千紘さん(30)は「絵師の筆遣いや色合いを実感してもらう機会になれば」と話す。

 二月十六日までの期間中、毎週土曜午後二時から学芸員による展示解説があるほか、同九日午後一時半〜三時半には、浮世絵の楽しみ方を学び、刷りを体験できる講座がある。講座は参加無料で定員二十人。一月十八日までに往復はがきかメールで同館に申し込む。

 観覧料は一般四百円、小中学生二百円。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌平日が休館)。問い合わせは、同館=電0467(22)0753=へ。(北爪三記)

 

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