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【神奈川】

彩り豊かに 新成人旅立ち 横浜アリーナで記念式典

晴れ着に身を包み、式典に参加する新成人ら

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 令和初の成人の日を迎えた13日、横浜市や川崎市など県内各地で記念行事が行われた。横浜市の記念式典が開かれた横浜アリーナ(同市港北区)では、彩り豊かな振り袖やスーツなどに身を包んだ新成人2万4875人が、将来への思いを新たにした。 (杉戸祐子)

 同市内の新成人数は全国最大規模の三万七千三百二十五人。式典は午前と午後の二部に分けて行われた。林文子市長はあいさつで「新成人のめでたい年に東京五輪・パラリンピックが開催され、横浜市でも野球、ソフトボール、サッカーの計三十七試合が行われる。皆さまには一生忘れられない感動的な思い出を残してくれると思う」と述べた。

 式典では新成人を代表して午前は大学生中尾宏次朗さん(20)、午後は大学生小野悠貴さん(20)が家族や友人、恩師らへの感謝などを述べた。市出身の人気デュオ「ゆず」の北川悠仁さんと岩沢厚治さんが「感謝の気持ちを忘れずにすてきな大人になって」と、新成人に映像メッセージを送った。

 会場内では一部の新成人が爆竹を鳴らしたり、会場内の壁面によじ登ろうとして県警の警察官らに制止される一幕もあった。

     ◇

 新成人の熱気に満ちた会場ロビーで、市が誘致を目指し、市民の賛否が分かれているカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致について考えを聞いた。

 「一生に一度だからかっこ良く」と紋付きはかま姿で参加した旭区の専門学校生谷萩一斗(やはぎかずと)さん(19)は「IRは造りたければ造ればいい」とあっさり。治安への懸念は口にしつつ、「カジノでルーレットをやってみたい。自分の遊べるボーダー(境界、範囲)を決めて楽しみたい」と話した。

 港北区の大学生大作(おおさく)駿介さん(20)は「IRはあってもなくても別に困らない。自分の生活には影響ないかな」。同区の会社員岩崎将成(まさなる)さん(20)は「ニュースを聞いたことはあるけど、街がどうなるかとか特に興味ない。ギャンブルはやりたい人がやればいいし、自分はやらない」と語った。

 対照的に「いいイメージはない」と心配をのぞかせたのは振り袖姿の旭区の大学生秋山菜由(なゆ)さん(20)。「依存症が心配。経済的に良い面があるかもしれないけど、目先のことだけ考えて後から問題が起きたら嫌だな」。保土ケ谷区の大学生竹下なつみさん(20)は「自分はギャンブルはやらないけど、依存症の人が街に増えたら治安が悪くなりそうで怖い」と懸念を示した。

 このほか、IR誘致について「知らない」「わからない」という答えも相次いだ。

◆本年度 県内新成人9万1511人 4年ぶりに減少

 県は本年度の県内の新成人について、9万1511人と前年より128人減少したと発表した。減少するのは4年ぶり。男性は4万7142人で同369人減。女性は241人増えて4万4369人だった。

 市町村別では、横浜市が3万7325人、川崎市が1万4048人、相模原市が7456人、横須賀市が4610人、藤沢市が4322人、小田原市が1958人。最も少ない清川村は26人だった。

 成人式の日程は、最も早い大井町が11日、南足柄市や中井町など7市町は12日に開催した。これ以外の25市町村は13日に実施した。

 県内の新成人の数が最も多かったのは1992年の15万5762人。

 その後は減少か横ばいが続き、2010年度以降は盛り返す年もあったが、今後も減少傾向は続く見込み。 (志村彰太)

 

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