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【神奈川】

<ベルマーレだより>覚悟のシーズン 苦しみ糧に「前進」

新体制発表会見で、決意を語った浮嶋監督(前列中央)と新加入の選手たち=平塚市で(湘南ベルマーレ提供)

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 長く長く続いた二〇一九年シーズン。昨年十二月十四日、J2の徳島を迎えた一発勝負の入れ替え戦「プレーオフ決定戦」でJ1残留を決めた。薄氷を踏むような日々。何年にも感じるほど、苦しい一年だった。

 J1に残留できたから良かったとは、チームの誰も思っていない。経験を未来に生かさなければ、味わった苦しみは無となる。

 キャプテンを務めた大野和成は「難しい状況の中で、対話することの大切さを改めて感じた」と語る。分かっているだろうと一方が思っていても、完璧に相手に伝わっていることは少ない。バラバラになりそうな時、大野はたくさんの選手と対話することで、考えを理解し、同じ方向に導こうと必死に立ち回った。

 そして誰も諦めず、苦境を脱しようともがき続けた結果、チームは終盤に向けて少しずつ立ち直っていった。一体感を持つ大切さを身をもって知ることになった。「この経験から学んで、個人としてもクラブとしても成長していかなければいけない」。選手やスタッフは口をそろえた。

 残留決定から一カ月もたたず、二〇年の新チームは十日、始動した。グラウンドに集まった選手らは実にフレッシュな表情だった。

 浮嶋敏監督が掲げた今季のスローガンは「PROGRESSION(プログレッション)−前進−」。新体制を発表した十一日の記者会見でこう説いた。「今まで築いてきた、我々のベースとなるサッカーから一歩確実に前進する。そして歩みを止めず、またもう一歩確実に前進していく。そういう思いを込めました。これは我々の覚悟です」

 その、覚悟のシーズンが始まる。グラウンドには今、時折まぶしいほどの笑顔を見せながら、夢中になってボールを追う選手たちの姿がある。 (遠藤さちえ=湘南ベルマーレ広報)

 

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