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【神奈川】

<記者だより>詐欺

 二〇一九年に県内で起きたニセ電話詐欺の件数は二千七百九十件で、過去最多となった。自宅まで来て、キャッシュカードを言葉巧みに別のカードにすり替え盗む手口が急増している。

 県警もさまざまな対策を取るが手口も巧妙に変化しており、詐欺グループとの“いたちごっこ”が続く。

 座間市で始まった、表面体温測定機(サーモグラフィー)カメラを活用し、被害を防ぐ取り組みを取材した。緊張状態で金融機関を訪れた被害者の肌温度をモニターで映し、警察への通報のきっかけにしてもらう全国でも珍しい試みだ。

 発案した座間署の警察官によると、だまされた人は興奮状態で、聞く耳を持たない人も多いという。「被害に遭い、悲惨な状況になる人を見てきた。被害を一つでも減らしたい」と力を込める。

 ただ、警察や金融機関の努力だけでは詐欺被害を食い止めるのは難しいのが実情だろう。詐欺をひとごとと思わずに、身近な高齢者に注意を呼びかけるなど、防犯への意識を高めていきたい。 (土屋晴康)

 

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