東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

崩落現場、市が対策工事へ マンション側の承諾得て 逗子の市道脇

市道沿いの斜面で異変がないか確認する職員ら=逗子市で

写真

 逗子市池子二の市道脇の斜面が崩落し、県立高校の女子生徒(18)が巻き込まれて死亡した事故で、桐ケ谷覚市長は十三日、崩落現場の安全対策工事に乗り出す考えを明らかにした。斜面は民有地だが、所有者であるマンション管理組合の承諾を得て、早急に安全確保を図りたい意向を示した。

 現場は高さ約十六メートルの斜面で、およそ下半分は石積み。崩れた上部を調査した国土交通省国土技術政策総合研究所の専門家は、表層土の下にある凝灰岩の風化による崩落との見方を示し、風雨にさらされて風化が進まないよう覆うなどの安全対策を説いていた。

 付近の市道は通行止めが続いており、桐ケ谷市長は「本来、行政が私有地に工事などの手を入れられないが、市民が日常使う市道について手をこまねいていられない」と説明。マンション管理組合の承諾を得て、まずは工事に着手し、費用負担は話し合いで解決していきたいという。

 市はこの日、市内の緊急調査も実施。事故現場と同じく土砂災害警戒区域に含まれ、市道沿いにあるのり面十七カ所を選び、ひび割れや水漏れ、変色がないかなどを職員らが調べた。

 また、崖や道路などで気になる場所を写真付きで市民から寄せてもらう仕組み「市民通報メール」を市のホームページで始めた。桐ケ谷市長は「さまざまな情報をいち早く得ることが可能になる。生かして安全安心を準備していきたい」と話した。 (北爪三記)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報