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【神奈川】

語るAI・明智光秀 末裔らプログラム発表 高精度化へ資金募る

みつひでAIを紹介する明智憲三郎さん=横浜市神奈川区で

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 今年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」で、主人公が戦国武将・明智光秀になったのを受け、光秀の末裔(まつえい)らでつくる一般社団法人「明智継承会」(横浜市神奈川区)は、独自に調べた「本能寺の変」の理由などをウェブ上のプログラムで光秀に語らせる「みつひでAI」を発表した。(志村彰太)

 継承会の明智憲三郎さん(72)は光秀の子「於づる丸(おづるまる)」の子孫とされる。子どもの頃から自身の家系について聞かされ、「謀反人の子孫」との事情から周囲には明かさないようにしていた。二十歳の頃、読んだ本に「歴史は勝者の都合の良いように物語化されている」といった記述を見て、本能寺の変の定説に疑問を抱くようになった。

 大手電機会社でシステムエンジニアとして勤務し、退職が見えてきた五十代半ばにして、「自分のやりたいことをしたい」と、光秀のことを本格的に研究しようと決意。二〇〇九年に「本能寺の変 四二七年目の真実」を出版した。

 以降、各地で講演活動を重ね、全国に散らばる「末裔」と知り合った。中には、光秀の書簡や、かぶと、反物などを保管する子孫もおり「後世への継承が課題」と言われ、受け皿として継承会を昨年四月に設立した。

 「本や講演だとPRできる範囲が限られる」と、光秀の人工知能(AI)をつくることを思い付き、既に織田信長のAI「のぶながAI」を開発していた会社に、製作を依頼。昨年十二月、試作段階のみつひでAIを先行リリースした。

 みつひでAIは質問を文章で入力すると、AIが導いた回答が音声と文字で示される。現在は「家康ってどんな人?」「本能寺の変をなぜ起こした?」など八百四十の質問に対応。憲三郎さんの研究に基づいた回答内容で、子どもでも分かるように平易にした。

 精度を高めつつ、三千〜五千の質問に対応するために現在改良中。二十八日まで、クラウドファンディングサイト「レディーフォー」で経費の一部として百三十万円を募っている。詳細は明智継承会のホームページで。

 

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