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【神奈川】

駅ビルから再生エネの輪 平塚「ラスカ」 食品廃棄物を転換

ラスカのテナントから出た食品廃棄物をパッカー車に積む収集業者=平塚市で(同市提供)

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 JR平塚駅ビル「ラスカ平塚」を運営する湘南ステーションビルは、バイオガス発電施設を利用し、テナントから出る食品廃棄物を再生可能エネルギーに転換する取り組みを試験的に始めた。協力して事業を進める平塚市は4月の本格実施に向け、ラスカ以外の飲食店などにも声がけし、市全体で食品リサイクルの促進を目指す。 (吉岡潤)

 湘南ステーションビルによると、ビル内の食料品店や飲食店などから出る食品廃棄物は一日で約八百五十キロ。これまでは他の廃棄物と一緒に市内の環境事業センターに運んで焼却処理してきた。

 新たに始めた取り組みでは、食品廃棄物を横浜市鶴見区にある食品リサイクル業「Jバイオフードリサイクル」の工場に運搬。ここで微生物の働きによりバイオガスを発生させ、発電する。焼却量は三割ほどに減るという。

 市の担当者は「環境事業センターの二酸化炭素(CO2)の排出量が減り、環境負荷の低減になる」と効果を説く。

 また、Jバイオには有機物(生ごみ)と容器包装を自動分別する技術があり、ラスカ側は作業の負担が軽くなる利点もある。運搬費は増えるが、四月から環境事業センターへの搬入料金が値上がりするため、湘南ステーションビルの開発部長兼施設部長の中島哲男さんは「トータルではかえって安く抑えられるだろう」と見込む。

 収集運搬車は二トンまで積載可能で、市は飲食店など少量排出事業者にも参加してもらい、ラスカを起点にしたルート作りを想定する。参加事業者が増えれば食品廃棄物の資源化はより進む。中島さんは「環境対策に貢献したい。皆さんの協力を得て、このスキームを成功させたい」と力が入っている。

 

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