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【神奈川】

馬絹の花桃 春を告げる JAセレサ、川崎市長に花束贈る

「かわさきマイスター」の吉田義一さんが手掛けた花桃=市役所で

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 子どもの健やかな成長を願うひな祭りを控え、江戸時代から花の産地として知られる川崎市宮前区馬絹(まぎぬ)で、花桃の出荷が最盛期を迎えた。二十六日には、生産農家が市役所を訪れ、色よくつぼみを膨らませた花桃を福田紀彦市長に手渡した。

 春の訪れを告げる花桃の中でも、馬絹地区で栽培されるものは「馬絹の花桃」と呼ばれ、高い品質の証しになっているという。

 この日、市役所を訪れたのは、JAセレサ川崎花卉(かき)部馬絹支部の名古屋徹さん(58)と吉田義一(よしかず)さん(74)、猿渡広孝さん(61)。

 支部長の名古屋さんは「今年は暖かいので自然に花を咲かせて、とても良い色に仕上がりました」と語り、長さが約百七十センチもある花桃の花束を福田市長に贈呈。市長は「今回は過去最大規模。うわー、すごい」と喜んだ。

 花卉生産のかわさきマイスターで、支部相談役の吉田さんは「今年の出来はまあまあ」と説明。ただ、昨年の台風で花桃の台木が倒れる被害が出たほか、新型コロナウイルスの感染拡大によるイベントの中止が相次ぎ、「三〜五メートル程度の大きな花桃の注文があまりない」とも語った。

 この日は、国の「地理的表示(GI)保護制度」への登録を目指すことも明らかにした。登録済みの「神戸ビーフ」「夕張メロン」などのように、「馬絹の花桃」を世界でも通用する地域ブランドとして価値を高める狙いだ。

 吉田さんは「(登録には)もっと努力しないといけないけれども、若い世代が頑張って実現してほしい」と励ました。 (石川修巳)

名古屋徹さん(左)から福田市長に贈呈された花桃のビッグな花束=市役所で

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