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【神奈川】

<東京2020延期>開催地やキャンプ地の反応

 今夏の東京五輪・パラリンピックの延期が正式に決まり、県内の関係者は25日、準備期間ができたと前向きに受け止める声の一方で、新たな開催時期が見通せないことへの不安の声もあった。 (吉岡潤、村松権主麿、丸山耀平)

「引き続き機運盛り上げに務めたい」と語る鈴木市長=藤沢市役所で

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 江の島がセーリング会場になっている藤沢市の鈴木恒夫市長は「気持ちを切り替え、新たなスタートとして機運を盛り上げていけるようにしたい」と述べた。

 一九六四年の東京五輪当時、中学生で聖火リレーの伴走を務めた。競技開催都市ならではのレガシー(遺産)づくりを進める考えを主張し続けており、五輪への思い入れは深い。「延期ということはそれだけ準備期間があるということ」と前向きな姿勢を示した。

 イスラエルの柔道代表が七月に事前キャンプを行う予定だった横須賀市。選手の練習拠点となるはずだった横須賀学院の中学・高校の川名稔校長は「選手との交流や活躍を生徒らも楽しみにしており残念」としつつ「来年の受け入れ要請があれば、部活動などの日程を調整し、できる範囲で協力したい」と話した。

 同市の担当者は、県内会場のチケットを市民に販売するため、四月一日に事業者と委託契約をする予定だったといい、「新年度に入る前に答えが出て、契約をストップできることはありがたい」と話した。

 一方で、サッカー会場の日産スタジアム(横浜市港北区)を管理する市の担当者は、実施か延期か、あるいは中止かと、やきもきしていた状態から解放されたが、新たな開催時期は決まっておらず不安が残るという。「年内に行われないことは明確になった。準備期間の幅が狭まったことは少し良かった」と話した。

五輪延期に「待つしかない」と語る湯浅さん=藤沢市で

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 江の島の三町内会でつくる「江の島振興連絡協議会」の会長を務める湯浅裕一さん(69)は「中止ではなく、延期で良かったと考えたい」としつつ、約五百台収容の駐車場が競技運営施設の整備用地になり、使えない点が気がかりと明かす。

 一月下旬の工事開始以降、週末に島内に入ってくる車の渋滞が発生するようになったという。「五輪までは我慢しようということだったが、延期というのであれば、いったん工事を止めて一定の駐車スペースをつくってもらえないかというのが地元の本音」と話した。

 

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