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【神奈川】

<新型コロナ>中等症者用に「重点医療機関」 県が設定2500床確保へ

 黒岩祐治知事は二十五日、記者会見を開き、新型コロナウイルス感染者の爆発的急増に備え、中等症の感染者を集中的に受け入れる「重点医療機関」を設定し、最大二千五百床確保する計画を明らかにした。感染者を全員入院させる現行方式をやめ、軽症や無症状なら自宅や宿泊施設で過ごすよう求める。 (石原真樹)

 計画は、感染者が増えて「移行期」や「蔓延(まんえん)期」になった場合、人工呼吸器などが必要な重症者は救命救急センターなど高度医療機関に、重症ではないが酸素投与が必要な中等症者は新たに指定する重点医療機関に搬送するのが柱。

 重点医療機関を新たに指定するのは、横浜港に停泊し、集団感染の起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で、中等症の感染者が多かったため。まずは二百四十床をできる限り早く確保し、二千五百床まで増やす。

 病棟単位か病院全体をコロナ感染者専用にできる既存の医療機関を指定し、県が仮設の専門病棟を新設することも検討。高度医療機関は六十〜三百床の確保を目指す。

 黒岩知事は「病院や地域住民への説明は丁寧にやっていかなければいけない。ただ、時間的なゆとりはあまりなく、なるべく時間をかけないでやりたい」と述べた。

 ダイヤモンド・プリンセスの対応に当たった藤沢市民病院の阿南英明副院長も同席した。当時は多人数の感染者を受け入れる病院探しに苦労したと明かし「重点医療機関を設け、とりあえず入院をお願いする。その先に(重症や軽症の)分類ができる。医療の流れがスムーズになる」とメリットを説明。一方で、通常の医療が一部制限されることを認めたが「命に関わる医療は絶対に欠かさない」と強調した。

◆県内で男女4人の感染確認

 県内で二十五日、二十〜五十代の男女四人の新型コロナウイルス感染が確認された。いずれも重篤ではないという。

 藤沢市によると、二十代男性は十八日に三八度台の熱が出るなどし、いったん解熱したが二十二日に再び三九・二度の熱が出た。二十四日に陽性が判明。発症後は自宅で療養している。

 川崎市によると、同居する二十代の男女や、五十代男性の感染が判明した。 (吉岡潤、大平樹)

 

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