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【神奈川】

中国・慈渓市 小田原にマスク3万枚 医療機関などに配布

加藤市長(右)に目録を贈る生田社長=小田原市で

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 新型コロナウイルス対策に役立ててほしいと三十日、中国・慈渓市からマスク三万枚が小田原市へ届く。マスクが不足する医療機関や福祉施設へ配られる。慈渓市に子会社、小田原市に事業所を置く自動車部品メーカー「ミクニ」(東京都千代田区)が橋渡しした。

 ミクニの中国子会社は二十五年前から慈渓市で操業している。子会社は中国で感染が広がった当初、社内食堂で食べる職員の間隔を二メートルあけるなどの対策をとり、七百人の従業員に感染者は出ていない。

 子会社の感染防止策を視察した慈渓市当局は、その対策を全市へ広げるなどし、市内の感染者を二十五人に抑えたという。一月末から生産を休止していた子会社は二月中旬、再開した。

 感染拡大期に日本から医療物資を提供された慈渓市は、日本の窮状を知り支援を決めた。操業を再開した市内の工場で製造したマスク十万枚をミクニに託し、ミクニは小田原市を含む四市へ贈呈した。

 ミクニは七十年以上前から小田原に事業所を置き、小田原ラグビースクールの練習場に敷地を提供するなど市と縁が深い。

 第一回ラグビーワールドカップ(W杯)に出場した元日本代表でもある生田久貴社長(57)は二十六日の贈呈式で「慈渓市から仲介を頼まれ光栄。長いつきあいの小田原市に貢献できうれしい」と話した。加藤憲一市長は「この縁を大切に慈渓市へ恩返ししたい」と述べた。 (西岡聖雄)

 

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