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【暮らし】

<はじめよう家庭菜園>ベランダでハーブ栽培 セルトレイで手軽に

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 ちょっと加えるだけで、料理の味も雰囲気もがらっと変わるハーブ。自宅のベランダや庭先でも、手軽に育てられる。プランターで育ててもいいが、初心者にお勧めなのは、育苗などに使われる「セルトレイ」を使う方法。種苗製造販売大手「タキイ種苗」(京都市)に、栽培方法を教えてもらった。 (出口有紀)

 「セルトレイは、プランターよりも使う土が少ないので気楽にできる。狭いスペースででき、ハーブは香りが強くて虫も付きにくいので、初心者向けです」。同社広報出版部の桐野直樹さん(40)は話す。セルトレイは、底に穴が開いた深さ三センチほどの四角いカップが連なったような形状で、農家では種から苗を育てるときなどに使う。

 ホームセンターなどで、縦約三十センチ、横約六十センチほどで、七十二個のカップがあるものを選ぶとよい。下に敷いて吸水できるようにするバット=写真<1>=も一緒に購入したい。

 土はリン酸や窒素など、肥料分が含まれた培養土を使いたい。袋を開けて中に水を入れ、手でかき混ぜながら乾いた土が湿るぐらいにする。セルトレイに詰めるときは、まんべんなく全体が均一になるように入れる。割り箸などで表面を擦り切ってならしたら、トレーをトントンと落とすようにして、内部まで土を行き渡らせる。

 種まきの際には、一つのカップにつき深さ五ミリほどのくぼみを一つつくり、種を三、四粒ずつ入れる=同<2>。培養土で覆い、じょうろで軽く水をかける。

 発芽までは一週間ほどかかるが、その間は日陰に置く。暑い時期は湿らせた新聞紙などをかぶせておくといい。芽が出始めたら、日当たりのいい場所に移す。土の表面が乾いたら、水をまく。成長していくほど、水をまく頻度を多くする。

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 ただ、水をやりすぎると、根が腐ってくる。桐野さんは「バットに一日中、水がたまっている場合は、水をやりすぎている可能性が高い」と話す。葉が一般的な大きさになるまで一カ月ほどかかる=同<3>=が、「小さなうちから、間引きもかねて食べられます」。

 ハーブ類の種まきは四〜五月中が望ましいが、スイートバジルやルッコラ、ペパーミント、ディルは六月でもいい。セルトレイは細かく仕切られているので、一度に数種類のハーブを栽培できる=同<4>、左からパクチー、スイートバジル、クレソン。種をまくのは同じ時期でいい。少量ずつさまざまな味や香りを楽しめる。

 桐野さんは「ハーブ類はスーパーで買うと高いが、自分で栽培すると、新鮮なハーブを普段の料理に加えたりして、料理の幅も広がる」と話す。

 

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