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【暮らし】

いざ受験! 交通トラブルに備えよう 遅延対策、会場間違いなど「上京組より油断しがち」

 18、19日にはセンター試験があり、本格的な受験シーズンに入る。天候や事故などによる交通機関のトラブルに見舞われる可能性もある。落ち着いて行動するために、事前にできる準備と当日の心構えを確認しておきたい。 (今川綾音)

 「電車が止まった。試験に間に合わない」。国公立大二次試験の初日だった昨年二月二十五日、東京都内で停電が発生。JR中央線・総武線が約四時間にわたり運転を見合わせ、受験生の足を直撃した。

 沿線の一橋大や東京学芸大が試験開始を一時間繰り下げた一方、東京大を含む多くの大学が遅れた受験生への個別対応を取った。

 神奈川県横須賀市の県立保健福祉大も個別対応した大学の一つ。試験開始一時間半前、受験票送付時に伝えていた通り、大学のホームページ(HP)とツイッターで、どういう対応を取ればよいか発信した。

 遅延証明は原則必要としながらも「発行に時間がかかる場合は、取得せず速やかに大学に向かってください。必要な措置を講じますので落ち着いて行動してください」との内容だった。

 保護者を通じて受験生一人から大学に「間に合わないかも」と電話があり、担当者は「遅延を把握しているので大丈夫」と伝えた。この受験生は迂回(うかい)ルートを利用して午前九時三十分の試験開始前に到着できた。

 同大入試担当の森宏太さんは「大学として必要な措置は取るが、遅れると受験生自身が落ち着かないと思う。余裕を持って会場に向かう、迂回できる交通経路を確認しておくなど、自ら備えてほしい」とも話す。

 大手予備校・河合塾(名古屋市)の広報担当岩井達(とおる)さんは「会場までのルート確認を念入りに。電車は乗り換えの確認はもちろん、リスクを減らすために乗り換え自体が少ない経路を選ぶのも大事」と助言する。

 新宿や渋谷など構造が複雑なターミナル駅では、利用する改札も含めた乗り換え経路を調べておく。工事中の駅は乗り換え経路が変わっている場合がある。駅のHPなどで最新情報を確認する。

 試験日まで日にちの余裕があれば、会場まで実際に行くことを勧める。岩井さんは「地図では分からない情報も分かる。坂道があれば『雪が降ったら滑り止め付きの靴を履こう』とイメージできる」と話す。同じ大学の別キャンパス、似た名前の別大学へ行ってしまった受験生もいる。乗り換えミスなども見越し、会場に一時間前に到着するよう逆算して出発したい。

 遅延や運休など想定できない交通トラブルに遭遇することもある。個別入試は学校ごとに対応が異なる。事前に緊急時の連絡先や対応を大学HPや入試要項で確認しておく。遅延証明が必要な場合は、遅延した路線の降車駅でもらえる。

 十八、十九日はセンター試験。大学入試センターは「繰り下げ対応をすることがあるので、必ず試験場に向かって。受験票の『問い合わせ大学』欄にある試験場の連絡先にも必ず電話を」と話す。

 前述の森さんは「地方からではなく、自宅から来る受験生こそ『間に合うように行けばいい』と油断しがち」と指摘する。

 見守る親は、受験生が自分で万全の準備を整えられるよう、当日起こり得るアクシデントを伝えて注意喚起したい。

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