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【暮らし】

直接交渉「いいね!」 マッチングサイト多様化

 個人同士がインターネットを通じて物の売買などをするマッチングサイト。最近は賃貸住宅の大家と入居希望者が直接交渉したり、企業の人事担当者と学生がチャットをしたりと多彩になってきた。居住環境や会社の雰囲気など必要な情報が伝わりやすく、ミスマッチが少なくなると期待されている。

 川崎市多摩区の「クロスコート向ケ丘」は、住み込み調理師が朝食と夕食を作ってくれる賄い付きアパートだ。食事は朝食が二百円、夕食五百円で家賃は五万円前後。入居者は二十〜三十代の学生や会社員が中心だ。ベトナム人、ネパール人、韓国人など外国人も多く、食堂では会話が弾む。

 東京都内に通勤する会社員の佐藤元紀さん(28)は昨年春に入居。岩手県一関市から上京する際に「ウチコミ!」というサイトで見つけた。一般的な仲介サイトとは異なり大家が自分で物件を紹介し、入居希望者は直接質問できる。

 「共用のリビングルームがあったり、庭でバーベキューができたり、大家さんの住民への考え方が分かり安心して入居できました」と佐藤さん。

 大家の夏山栄敏(まさとし)さんは築約五十年の物件を改装。「不動産会社に仲介を依頼しても築年数が古いだけで断られた。このサイトで物件の特長を伝えたら二十室が満室になりました」と満足げだ。

 現在、サイトに掲載している大家は主要都市の約九千人。運営会社の大友健右(けんすけ)社長は「ペットの多頭飼いが認められるなど、入居者の希望が受け入れられるケースが多い」と強調する。

 婚活サイトを運営するリンクバルは昨年九月、人材採用支援のリアステージと提携し、アプリ「人事トーク」の提供を始めた。企業の人事担当者と学生が自分のプロフィルを載せ、興味がある相手が見つかったら「いいね」を送信。双方の「いいね」が一致するとメッセージ交換ができる。

 人事担当者は、会社名は伏せて自分の人となりや仕事の概要を記載。写真もできるだけカジュアルな物を使う。会社の知名度ではなく、どんな人が働いているか学生に伝える狙いからだ。

 今年九月までに二百の企業と二万人の学生の登録を目指し、実際の採用につなげる計画。リンクバルの担当者は「男女の出会いと同じように、企業と学生に新しい発見のきっかけを提供したい」と話している。

 

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