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【暮らし】

引っ越しの春 ポイントは? 搬入時の配置決めて 食器は小さめの箱に

「台所の食器類は大きさをそろえて、小さめの段ボールに」と説明する小林朗子さん

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 この春、新たな土地で暮らし始める人も多いだろう。進学や就職、転勤など理由は違えど、避けて通れない一大イベントが引っ越しだ。整理収納コンサルタントの小林朗子さんに、引っ越しに対する心構えや、荷造り、収納のこつを聞いた。

 −引っ越しが決まると、やることがたくさんあって気が重くなります。

 「いろいろな準備や手続きに追われ、頭がいっぱいになりますよね。でも、引っ越しという行為は、自分の生活や環境をプラスに変える身近なきっかけにもなります。暮らしの『変身』をポジティブに捉え、新しい季節を迎えてほしいですね」

 −まず、どこから手を付けたらいいでしょう。

 「大事なのがスケジュール管理です。手続きなどで忙しいと、『物は届けばいい』という発想になりがち。引っ越し当日から逆算し、一カ月半から二カ月前ぐらいには準備を始め、ごみ出しの日や不用品をリサイクルショップに持ち込む日を先に設定しましょう。その日に向け、何を持って行き、何を捨てるかを判断することが、引っ越しの最大のポイントです」

 −その判断が難しい。

 「基本的に、使わない物をあえて新居に持ち込む必要はありません。『まだ使える』と言いつつ、ずっと出番がないのは『使えていない』証拠です。そして押し入れの奥にある未開封の段ボール。見なかったことにしていませんか? 必要ないものも入っており、仕分けすることで、持って行く荷物を少なくできます」

 −新居を想定して考えるべきことは。

 「間取り図を準備して、生活動線をチェックしながら、どこに何を置くかを決めます。搬入時に業者が間違えないよう、家具や段ボールなどに置く場所を記してください。新居のクローゼットや押し入れの奥行きは事前に確認を。実は引っ越しの際に困るのが収納ケースなんです。新居のスペースと合わなければごみになるだけなので、処分しましょう」

 −キッチン周りは。

 「食器は一つ一つ梱包(こんぽう)材や新聞紙で包み、皿、コップなどに分けて、高さをそろえて小さめの段ボールに入れるのがポイントです」

 −荷受け後の収納は。

 「段ボールの中身は早く全部出してください。そうしなければ新生活の『定位置』が決まりません。また収納スペースに隙があっても、詰め込みすぎにはご注意を。ストレスなく出し入れするには、スペースの八割ぐらいがいいでしょう」

◆一番無駄で大切な物 暮らし豊かに

 「物が多すぎると、逆にその人にとって何が大切かが見えにくくなる気がする」。小林朗子さんは引っ越しを機に、あふれる物の整理や片付けを呼び掛ける。

 「暮らしに必要な物だけ残しても、殺風景な空間しかつくれない」と小林さん。アドバイスでは、「今、一番無駄で大切な物」を見つけてもらうようにしているという。「他人が見て『どうでもいい』と思われる物の中にこそ、その人ならではの豊かさがあるように思うんです」

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