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【ようこそ!バリアフリー温泉/山崎まゆみ】

ユインチホテル南城(沖縄) 琉球を思わせる大海原

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 沖縄といって真っ先に思い浮かぶのは青い海と白い砂浜。沖縄では一部のビーチでビーチ用の車いす=写真(1)=が用意されているので、海辺で遊ぶこともできます。そして、沖縄に温泉が湧いていることをご存じでしょうか。かつての沖縄のハネムーンといえば、恩納村に湧く山田温泉でした。

 今回紹介するユインチホテル南城は、那覇空港から車で四十分程の所にあります。ユインチ(寄満)とは琉球王朝の言葉で台所を意味し、かつては貿易が盛んな琉球の中心地でした。高台にあるホテルからの街並みと大海原の眺めは、当時を彷彿(ほうふつ)とさせます。

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 医療法人を母体とするタピックグループが、厚生年金休暇センターだった建物をユインチホテル南城としてリニューアルしたのが二〇〇九年。一二年にホテル敷地内に二千百十九メートル掘削し、「天然温泉さしきの猿人の湯」=同(2)=をオープン。いまでは宿泊客だけでなく、地元の人にも愛される憩いの湯です。

 いつもフロントにいるスタッフの井勝毅さんのお客さんとの会話を聞くと、距離の近さがわかります。

 「猿人の湯は眺望もいいです。ぜひご利用いただきたいのですが、一部、外廊下がありますので、雨風が強い日は傘が必要な場合もあります。ご不便もおかけします。脱衣所に車いすのまま入ることはできませんが、入り口の広いスペースにあるロッカー前には、椅子をご用意しています」

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 ホテルのアネックスビル一階にある「ユニバーサルファミリー」三室は、沖縄リハビリテーションセンター病院が監修。プライベートな庭もあり、天井は高く、六十四平方メートルの部屋にベッドが四台置かれた広々とした空間=同(3)。「専門のスタッフが訪ねてリハビリを実施する計画もあります」(井勝さん)

 バリアフリーの貸切風呂へも近く、猿人の湯と同じお湯を堪能できます。ねっとりと濃く、なめると塩辛く、足先の末端まで温まる温泉です。

 沖縄リハビリテーションセンター病院まではここから車で四十分。人間ドックなどの通院で利用するお客さんもいるそうです。

 沖縄での移動は車があると便利です。沖縄ツーリストのレンタカー部門では福祉車両を借りることができます。 (温泉エッセイスト・山崎まゆみ)

◆データ

 ウェルネスリゾート沖縄休暇センターユインチホテル南城(南城ゆいんち温泉琉球やはらの湯)沖縄県南城市佐敷字新里1688 バリアフリー対応の客室は3室「ユニバーサルファミリー」(2人1室利用1泊1人1万1500円〜、4人利用で1泊1人9500円〜。※シーズンによって異なります)。食事はレストラン「サンピア」、展望ラウンジ「感謝」で要予約。ルームサービスも要相談。食事はきざみ食、流動食の対応有り。アレルギー食は2週間前に要予約。電098(947)0111。那覇空港しょうがい者・こうれい者観光案内所(沖縄バリアフリーツアーセンター)=電098(858)7760、沖縄ツーリストレンタカー=電0120(34)3732

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