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【首都圏】

改憲のねらい 考える 26日から武蔵野市で 50回目の上映会

「憲法映画祭」を前に、これまでの歩みを振り返る代表の花崎哲さん(左)と鍋島小夜子さん

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 安倍政権下での改憲の動きに危機感を抱く市民グループ「憲法を考える映画の会」の上映会が、今月末に五十回目を迎える。二十六日から三日間、東京都武蔵野市内で「安倍改憲のねらいを映画から考える」をテーマに「憲法映画祭」を開く。花崎哲(さとし)代表(66)=国分寺市=は「映画を通じて新たな世界を発見し、自分たちの問題としてとらえてもらえたら」と話す。 (小形佳奈)

 映画祭は三日間で十作品を上映する。九条への自衛隊の明記と緊急事態条項の新設の危険性を明らかにし、阻止するためにどうすればいいか考える助けになる映画を選んだという。

 二十六日の前夜祭で、チェチェン紛争に巻き込まれていく若者たちを描く劇映画「あの日の声を探して」を上映。二十七日は戦争の加害者、被害者の証言を集めた「証言 侵略戦争」「蟻(アリ)の兵隊」など五作品を通じ、人の命を守らなかった軍隊の実態をあぶり出す。

 二十八日は石田勇治東大教授(ドイツ現代史)が「ナチの『手口』と緊急事態条項」と題して講演するほか、韓国の「共犯者たち」など四作品を上映する。

 会は二〇一三年春に発足。三十〜八十代の中心メンバー十人が選んだ、憲法の尊さや戦争の悲惨さなどを伝える映像作品を観(み)て、参加者が感想を話し合う上映会を都内で開いてきた。

 事務局の鍋島小夜子さん(67)は「漠然とした不安を吐き出し合い、『仲間がいる』『なんとかしなきゃ』という参加者の思いに励まされて続けてこられた」と話す。

 上映会は参加者十数人で始まったが、今では都内外から百人前後が集まる。「自分たちも上映会を開きたい」という相談が増えたため、過去の上映作品の貸出料や問い合わせ先を記したリストを作成。最新版には百四十四作品を掲載し、一部五百円で販売する。

 映画祭の会場はJR吉祥寺駅南口の武蔵野公会堂ホール。一回券千円、一日券二千五百円。詳細はホームページ(会の名前で検索)で。問い合わせは、花崎さん=電090(1261)5434、メールhanasaki33@me.com=へ。

50回目の上映を迎える「憲法を考える映画の会」のパンフレット=いずれも都内で

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