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【首都圏】

<ようこそ!バリアフリー温泉/山崎まゆみ>ホテルはつはな(箱根湯本温泉) スロープカーで大浴場へ

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 平日も人であふれる箱根湯本駅の喧騒(けんそう)を離れ、ホテルに到着すると静けさが広がっています。

 箱根湯本温泉の最奥にあるホテルは、須雲渓谷(すくもけいこく)の斜面に建てられ、目の前には湯坂山がある自然豊かな環境。ホテル名「はつはな」は、その年の最初に咲く桜を意味しますが、その由来通り、春にはソメイヨシノや山桜が咲き誇ります。

 ホテルといっても純和風の温泉旅館。玄関には和風情緒を壊さない素敵(すてき)なデザインの籐製(とうせい)車いすが用意されています。お婆(ばあ)ちゃんがこの車いすに乗って、お孫さんが押す姿。そして家族揃(そろ)って写真を撮る姿を見かけたことがあります。記念写真を撮りたくなるほどしゃれている車いすなのです。

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 バリアフリー対応の客室「ひのき風呂付き和洋室」=写真(中)=へは、ロビーからエレベーターで段差なく移動できます。室内は車いすが自由に回転できる広さがあり、おしゃれな車いすは和風の部屋にあっても全く違和感がありません。

 ひのき風呂=同(上)=は車いすを横付けして、湯船の縁にお尻を移乗させて、足を湯船に移動させて入る、足腰が弱ってきた人には使いやすいタイプのお風呂。目の前には湯坂山があり、いまの季節はこんもりとした緑が迫ってくるような風景が眺められます。

 渓谷の斜面にホテルが建つために、どうしても館内は高低差があります。そのため、男女別の大浴場=同(右)(下)=や女性専用スパへは、傾斜を上下するスロープカー=同(左)(下)=で移動。急斜面をスロープカーでゆくのは、アドベンチャー感があり、わくわくします。車いすのまま乗り込むことができるので、客室から段差なくお風呂に移動することができます。

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 女性専用スパにある露天風呂は竹林に囲まれ、爽やかな風が吹きぬけます。

 温泉は敷地内に源泉があるアルカリ性単純温泉。PH9・6の強アルカリなので肌触りはとろとろです。

 名物は敷地内の湧水でつくる「はつはな湧水豆腐」。こちらもとろとろの口当たりです。 (温泉エッセイスト・山崎まゆみ)

<小田急 ホテルはつはな(箱根湯本温泉)> 神奈川県箱根町須雲川20−1 バリアフリー対応客室は二つ。「ひのき風呂付き和洋室(103号室)」(1泊2食付き2人利用1人4万1150円〜、4人利用1人3万3150円〜)、「ビューバス付き和洋室(203号室)」(1泊2食付き2人利用1人3万2150円〜、4人利用1人2万7150円〜)。バリアフリー対応客室の夕食は部屋にテーブルが設置されるため、車いすのまま食事ができる。朝食は館内の「つつじの茶屋」にて。電0460(85)7321

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