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【首都圏】

全国舞踊コンクール アンコールで舞う次世代たち

 「第76回全国舞踊コンクール アンコール公演」(東京新聞主催)が6月15日、東京都目黒区のめぐろパーシモンホールで開催される。同コンクールで、1位に輝いた次世代を担う若手舞踊家たちを4回にわたり紹介する。

◆バレエジュニア部(14歳以上17歳以下)1位

 横浜市・田中美帆さん(16)

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 「信じられないくらい、びっくりした。歴史ある全国舞踊コンクールで一位になれてうれしい」と笑顔をみせた。より一層バレエに対するモチベーションが上がったという。

 母の薦めで、三歳からバレエを始めた。小学校五年生のときに出場したバレエのコンクールで一位になり、「努力をすれば結果がでる」とバレエにのめりこんでいった。二〇一二年のローザンヌ国際バレエコンクールで、日本人の菅井円加(まどか)さんが一位になった姿を見て、自身も意識を高めた。

 所属するシンフォニーバレエスタジオ(東京都墨田区)について、「活気があり、精神面でも成長できる場所」と話す。上半身の使い方、踊りのつなぎ目の意識、メリハリをつけることを今の課題に挙げ、週六回のレッスンで努力を重ねる。アンコール公演に向けて、「コンクールの踊りは納得できていない部分もあった。もっと研究をして、進歩した姿を披露したい」とさらなるレベルアップを目指す。

 将来の目標は海外で活躍できるダンサーになること。「オーラを出して、観客にこれまでにない感動を与えられるようになりたい」と話した。 (高木遥二朗)

◆邦舞第二部(15歳以下)1位

 東京都世田谷区・小椋裕大(おぐら・ゆうだい)さん(11)

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 「まさか一位になれるとは。発表された時は、周りの動きが止まって感じました」。コンクール二度目の挑戦で優勝した。

 六歳の時、テレビで見た日本舞踊家の踊りを自宅でまねていたところ、母の匠子(しょうこ)さんに連れられて、東京・歌舞伎座の「こども歌舞伎スクール」に入った。演技、舞踊、邦楽と習ううち、踊りをもっと知りたくなり、スクールで講師を務める藤間恵和(けいわ)さんの教室(東京都台東区)に週二回通うように。実力を認められ、すでに十以上の公演で歌舞伎座の舞台に立っている。

 といっても、小学六年生。級友と鬼ごっこやフリスビー投げで遊ぶし、カレーライスが大好きだ。匠子さんは「芸事を除くと、本当に普通の小学生なんです」と話す。

 藤間さんは「好きなことができる環境に感謝を忘れず、踊り以外の経験も大切に」とエールを送る。

 次の目標は、来年の名取試験に合格して「藤間」を名乗ること。将来は日本舞踊家になると決めている。そして、「世界じゅうに舞踊を広めて、楽しさを伝えていく」ことが大きな目標だ。 (村田朗麻)

 

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