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【首都圏】

全国舞踊コンクール アンコールで舞う次世代たち

◆群舞ジュニア部(13歳以上18歳以下)1位

 茨城県つくば市・D−Lifeダンススクール

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 「もともと目標は三位以内。三位で名前を呼ばれなかったので、みんながっかりしていたら、優勝で、めちゃめちゃ驚きました」。群舞ジュニア部一位の「D−Lifeダンススクール」(茨城県つくば市)の寺沢亜海(あみ)さん(17)は、笑いながら語る。

 六人で踊った群舞のテーマは「哀(あい)の花が咲く道」。一人ひとりが助け合いながら成長する様子を表現したという。

 練習は週五回で、コンクール前はほとんど毎日だった。振り付けは指導者が決めたが、表情や体の動きなど、細かい表現方法は自分たちで話し合った。「みんなの意見をまとめるのが大変だった」と阪本佳奈さん(17)は振り返る。

 コンクールでは優勝したものの、個人のミスや、そろわない動きがあり「合わなかったよね」などと反省を口にしていたという。

 「いい踊りをできずに一位になってしまったので、次の踊りを見て優勝と思ってほしい」と阪本さん。寺沢さんも「個人的にはミスがあった。今度は六人全員が納得できる踊りができれば」と、アンコール公演を心待ちにしている。 (宮本隆康)

◆現代舞踊第二部(12歳以下)1位

 埼玉県ふじみ野市・小峰珀良(はくら)さん(12)

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 旧約聖書のイブが禁断の果実を食べるまで葛藤する姿を、表情や動きに強弱をつけ、演じきった。

 最高の結果に「普段の努力が報われた」と充実感をにじませる。

 友人に誘われ、五歳から埼玉県ふじみ野市の舞踊家菊地尚子さん(44)のバレエスタジオに通う。力強く滑らかな年上の生徒の姿を見て「先輩たちのように、格好良く踊れるようになりたい」と憧れた。

 一緒に通っていた友人がコンクールで賞を取ったのは小学四年の時だ。「仲間として率直にうれしかったと同時に、追いつきたいとも思った」。これまで以上に舞踊に真剣に取り組むようになった。

 自らの踊りの様子を動画撮影して確認し、どうしたら観客にきれいに見えるかを研究。練習前には取り組むべきことをノートに書き留め、力を注ぐ部分を明確にしている。

 「今回も、何度も練習を動画で確認したから、うれしい」と喜びもひとしお。アンコール公演に向け、さらに表現を追究し、地面に足をべったりつけ、力強く蹴る練習を繰り返す。

 趣味は絵を描くこと。「集中し、物事に取り組むことが好き」と笑顔を見せた。 (森雅貴) =おわり

     ◇

 3月24日から4月5日に行われた第76回全国舞踊コンクールの各部上位3位までの入賞者が出場する「アンコール公演」(東京新聞主催)を15日、東京都目黒区のめぐろパーシモンホールで開催する。

 入場料は、前売り2500円、当日2800円で全席自由。チケット・問い合わせは東京新聞文化事業部=電03(6910)2345(平日午前10時〜午後6時)=へ。

 

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