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【首都圏】

自動運転で機械式駐車場へ 群大と新明和工業が実験

機械式駐車場設備と通信しながら入庫する自動運転車=前橋市の群馬大次世代モビリティ社会実装研究センターで

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 群馬大と「新明和工業」(本社・兵庫県宝塚市)は機械式駐車場へ自動運転車が入庫する実験に成功したと発表した。成功は全国初という。一部の市販車に装備されている自動駐車機能では困難だった機械式駐車場への駐車が可能になり、自動運転技術が大きく前進すると期待されている。

 研究は二〇一七年十二月から開始。機械式駐車場設備のエレベーター方式駐車設備で業界一位の新明和工業が、機械式駐車場と自動車の位置情報などをやりとりする通信プロトコル(データ通信の手順や規約)を開発した。

 群馬大の次世代モビリティ社会実装研究センターは自動運転車の公道での実証実験などの知見を生かし自動運転技術を改良。機械式駐車場は間口が狭く、車を載せるパレットも狭いが、実際の駐車位置と位置情報のずれ幅で、目標の一センチ以内を実現した。

 説明会では、車体上部に位置を把握するレーザーやカメラをつけた乗用車が、自動運転で駐車場前の停止目標の枠内に到着。駐車場に設置された計四つのレーザーセンサーが車両のタイヤと車体を検出しながら車両に情報を送り、駐車場内に誘導した。

 小木津武樹副センター長は「従来の自動運転技術と駐車場などインフラ設備を連携させることで、高い精度で駐車できることが証明できた。今後の自動運転技術にも生かせる」と期待を寄せる。

 新明和工業の中野恭介パーキングシステム事業部長は「より難易度の高い後進入庫など、あらゆる駐車方法が可能となるよう、研究を重ねていきたい」と話した。 (市川勘太郎)

 

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