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【首都圏】

出前授業 楽しさ◎ 宇都宮でNIE全国大会

登壇した各紙のNIE担当者=宇都宮市内で

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 「新聞社の出前授業はこんなに楽しい」−。新聞各社は記者らが学校に出向き、生徒・児童に記事の読み方や面白さを伝える取り組みを続けている。新聞を教育に活用するNIEの全国大会が一、二の両日、宇都宮市内で開催。パネル討論では各紙と教育現場のNIE担当者が意見交換し、「楽しい」実践例や課題を共有した。 (野呂法夫)

 朝日新聞NIE事務局の遊佐(ゆさ)美恵子さんは、「SDGs(エスディージーズ)(国連の持続可能な目標)×新聞ワークショップ」について紹介した。

 プラスチックの海洋汚染や地球温暖化などSDGs観点で新聞を読み、付箋を使って感想などを書き、生徒らに目指すゴールを考えてもらっている。

 毎日新聞教育事業室の戸澤(とざわ)美佐さんは、小学校で動物の写真を見せて言葉で表現することに挑戦させる。「ふわふわ、ギザギザなど言葉を組み合わせる楽しさを知ってもらう。五感表現は自分の手はどんなにおい、臭いのはなぜ?と問いかけ、言葉にして考える」

 少年院での授業を振り返るのは、読売新聞教育ネットワーク事務局の岩本洋二さん。ボクシング世界戦の記事を示し、「同じく相手をぶん殴るのでも、大金を稼ぐ人もいる。参考になる生き方が新聞にいっぱい出ているよ」と話したという。

 産経新聞編集企画室・NIE事務局の田井東一宏(たいとうかずひろ)さんは「授業では防災グッズとして新聞でスリッパを作るなど親しんでもらう。古新聞は防災時や窓拭きにも役立つ」と語る。

 一方、教諭からは要望が出された。宇都宮市立陽西中の渡辺香織さんは「新聞づくりの苦労を生徒に伝えられるようDVDで映像化してほしい」、同市立陽東小の五十嵐太一さんも「新聞のウェブに子供版サイトがあったらいい」。

 また、進学塾「開倫塾」の林明夫さんは「PTAの会合でも出前授業をして、まず保護者に新聞の良さを知らせてほしい」と注文した。

 東京新聞読者部の鈴木賀津彦さんは「学力の向上も大事だが、新聞は複数の人で読み、家庭や知人との会話やコミュニケーションの道具として使って楽しんでほしい」と話した。

 全国大会は日本新聞協会の主催。開催県の栃木県内で発行する下野(しもつけ)新聞地域センターの岩村由紀乃さんが司会を務めた。

 

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