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【首都圏】

史料で探る 異界の世界 足利学校で企画展 来月1日まで

 栃木県足利市の史跡足利学校は、夏休み企画展「小野篁(たかむら)と異界の世界」を開催している。河童(かっぱ)や麒麟(きりん)などの妖怪やお化け、地獄など幻想・空想の世界を記した所蔵史料を一堂に展示している。「ちょっと怖くて楽しい企画」(足利学校)。九月一日まで。

 企画展の主役は、同学校を創建したとの説がある平安貴族の小野篁。昼は朝廷に出仕し、夜な夜な井戸を通って異界に降り、閻魔(えんま)大王の裁判を補佐していたという奇怪な伝説がある。

 江戸幕府の儒官が一七四〇年代の延享年間に作った小野篁の坐像(ざぞう)(市指定重要文化財)が展示されている。また、江戸時代の医師、寺島良安が三十年かけてまとめた百科事典「和漢三才圖會(ずえ)」も並ぶ。和漢三才圖會は世の中の事象を漢文と絵で伝えており、ろくろ首も登場する。

 後期限定の展示品では、足利の画家で幕末から明治時代にかけて活躍した新井勝重の紙本墨画「浦島之絵」が興味深い。カメに乗り、竜宮城に向かう浦島太郎を写実的に描いている。

 午前九時〜午後五時(受け付けは午後四時半まで)。十九日休館。問い合わせは足利学校=電0284(41)2655=へ。 (梅村武史)

 

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