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【首都圏】

「包括的支援が必要」 LGBTの若者の居場所つくり3年 「にじーず」代表・遠藤さん

「にじーず」について話す遠藤まめた代表=東京都内で

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 LGBTなど性的少数者や、そうかもしれないと思っている十代〜二十三歳の若者の居場所「にじーず」が活動開始から三年を迎えた。利用者には性の悩みだけでなく、進路やメンタルヘルスの困りごとを抱えているケースが目立ち、代表の遠藤まめたさん(32)は「包括的な支援が必要」と話す。十月に不登校や引きこもりの当事者支援に取り組む団体と公開シンポジウムを開く。 (奥野斐)

 にじーずは二〇一六年八月から、月一回、土日の午後に池袋保健所(東京都豊島区)の一室を開放。参加する若者はスタッフに相談したり、他の参加者と話したりと思い思いに過ごす。対象は思春期から大学卒業後、社会人生活に慣れるまでの二十三歳を一つの区切りにしている。

 代表の遠藤さんは、女性として生まれたが、性別違和に悩み、今は男性として生きるトランスジェンダーだ。性に関する生きづらさや悩みを抱えた子が、親や学校の先生以外に相談できる場が必要だと始めた。

 今では毎回三十人ほどが集まり、今年から埼玉県や北海道でも場を設けた。

 遠藤さんによると、訪れる若者の四割が遠方から片道一時間以上かけて来ており、「学校や家庭で話せる人、場所がない」という。

 遠藤さんは居場所を増やす必要性を訴え、運営資金の支援を求めている。また、発達障害や、親子関係に困難を抱えている人もいて、「他の若者支援団体とうまくつながれたら」と話した。

 シンポジウムは十月十二日、埼玉県男女共同参画推進センター(さいたま市中央区)で開催する。「3つの現場から語るLGBTユース支援」をテーマに、遠藤さんと一般社団法人「ひきこもりUX会議」、NPO法人「さいたまユースサポートネット」の担当者が包括的な居場所づくりについて語る。

 午後二〜四時。参加無料。申し込みはホームページ(「にじーずお知らせブログ」で検索)から。

 

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