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【首都圏】

おかえり、ハート形土偶 高崎で36年ぶりに展示 県立歴史博物館の企画展

縄文時代後期のハート形土偶=いずれも群馬県高崎市の県立歴史博物館で

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 群馬県高崎市の県立歴史博物館で開かれている企画展「ハート形土偶大集合!!−縄文のかたち・美、そして岡本太郎−」で、同県東吾妻町郷原から出土した国の重要文化財「ハート形土偶」が展示されている。県内での展示は三十六年ぶり。縄文土器に魅了され作品の着想を得た岡本太郎さんの作品も展示されており、間近で鑑賞できる貴重な機会となっている。十二月一日まで。 (市川勘太郎)

 ハート形土偶は一九四一年、県道の工事中に現在のJR郷原駅近くで発見された。石に囲まれた場所から、腰の部分で三つに割れた状態で見つかった。五四年から東京国立博物館で保管されていて、六五年に国の重文に指定された。

 顔が薄く肩が張り、細い腰が特徴で、表面には細い線やうずまき状の文様がある。顔の一部が欠けている以外はほぼ完全な形で残っている。女性像とされ縄文時代後期に作られたとみられている。

 このほか縄文時代草創期から晩期、弥生時代前期までの土偶を県外美術館の所蔵品とともに紹介している。胴体のみの土偶から十字型、ハート形から山形土偶など土偶の変遷が分かる。

 縄文土器に芸術性を見いだした岡本太郎さんの絵画なども展示している。岡本さんがハート形土偶を撮影した写真もあり、土偶への関心の高さもうかがえる。

 企画展を担当した石田典子主幹は「縄文時代の各時期で有名な土偶が全国各地から集まっていて形の変化を見比べられる展示だ。岡本太郎の作品からは現代の芸術との融合も感じられるのでは」と話した。

 開館は午前九時半〜午後五時。観覧料は一般六百円、大学・高校生三百円、中学生以下無料。月曜休館。

岡本太郎さんの作品が並ぶ展示室

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