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【首都圏】

集団生活、VRで学ぼう 三重の特別支援学校で導入

教室内での会話を再現したVRの一場面(ジョリーグッド提供)

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 発達障害の子どもに対人関係や集団行動を学んでもらおうと、三重県立かがやき特別支援学校あすなろ分校(津市)は、VR(仮想現実)を活用した訓練を始めた。教室などさまざまな場面を再現し、周囲の状況を理解する力を伸ばす。東京都のベンチャー企業が開発した技術で、公立校での導入は全国で初めてという。

 自閉症スペクトラム症候群などの発達障害は、相手の言動の意味を理解したり、周囲に合わせて臨機応変に動いたりするのが苦手とされる。同校はイラストやカードゲームを使って訓練を行ってきたが、現実の場面を想像できない子どもも多かったという。

 VRシステム「emou(エモウ)」は、ゴーグルを着用すると教室内などの空間が目の前に再現。友達同士の会話や教室での自己紹介など、八十以上の場面があり、ゴーグル内に表示された選択肢ごとに展開が変わる。小学校高学年から中学生を対象に来年三月末までの試行で、物語の理解度や考え方の変化を評価し効果を検証する。

 VRを開発したジョリーグッド(東京都中央区)代表の上路(じょうじ)健介さんは「子どもたちに繰り返し、楽しく学んでもらうことが大事。意見をもらい、より良い製品にしたい」と話した。 (熊崎未奈)

 

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