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【中学野球】

星稜中が春夏連覇!!

文部科学大臣杯第8回全日本少年春季軟式野球大会

優勝を決め、マウンドに駆け寄る星稜中ナイン

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 中学軟式の“春のセンバツ”「文部科学大臣杯第8回全日本少年春季軟式野球大会」(全日本軟式野球連盟など主催、中日新聞東海本社後援)は24〜27日、静岡草薙球場など静岡県内の各球場で行われた。昨夏の第33回全日本少年軟式野球大会覇者・星稜中(石川)が秋田クラブ(秋田)を破り夏春連覇を果たした。前年王者の明徳義塾中(高知)と仙台育英学園秀光中(宮城)が3位だった。 (ペン&カメラ=鈴木秀樹)

 攻守にスキのない戦いで、星稜中が昨夏に続く日本一に輝いた。

 2回戦の門真ビックドリームス(大阪)戦こそタイブレークにもつれる接戦となったが、その他は完勝と言っていい内容。ダブルヘッダーの最終日も、私学名門同士の対戦となった明徳義塾中との準決勝を快勝すると、決勝では秋田クラブを完封した。

表彰式後、内山主将を胴上げする星稜中ナイン

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 準決勝では荻原吟哉が130キロ超えの速球とスライダー、落差のあるカーブで強打の明徳打線を抑え、決勝は知田爽汰と出村夢太のリレーで秋田打線を完封。バックも好守備で投手陣を盛り上げた。

 打線も準決勝で明徳義塾の2年生エース・関戸康介から3回に1番・内山壮真の適時三塁打などで2点を先取すると、3回には5番・松本笙の三塁打を皮切りに笠井昴己、西隼人の連打など打者一巡の猛攻をみせるなど大暴れ。一転、決勝では2回、四球からの好機に高木宏望がバント安打を決め、足も絡めた先制点が生きた。

 万全の優勝にも、田中辰治監督は「まだまだです」と気を緩めていない。「ここは夏に向けた通過点。これからが苦しみの時期になるはずです」。それでも「試合ごとに、選手たち自身が助け合いながら戦えていたのはよかった」と笑顔を見せた。

 「大会前はチームに気迫が足りない感じがしていましたが、みんなで“もう一度日本一に”と気持ちを入れて戦えました」と内山主将。昨夏も経験している荻原、知田の両投手は「相手を圧倒できる投手に」「三振がとれる決め球を身につけたい」と、すでに気持ちは次に向かっている様子だった。

 ▽決勝

秋田クラブ

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星稜中

(秋)高橋真央、泉陽斗−山本楓斗

(星)知田爽汰、出村夢太、知田−内山壮真

秋田クラブチーム結束!!躍進の銀

準優勝の秋田クラブ

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 準優勝の秋田クラブは、秋田市内の9チームによる選抜チーム。秋田県では新人戦以降、この春季大会までを市ごとの選抜チームで競い、その後は各自の中学で夏の全中(全国中学校軟式野球大会)を目指す。

 練習は秋田商業高の屋内練習場などを使い、月に2、3度。屋外練習が始められたのは3月に入ってからだ。厳しい環境の中、臨んだ大舞台だったが、準決勝までの4試合をすべて完封勝ちと、攻守にハイレベルな戦いで決勝まで上り詰めた。指揮を執った阿部正樹監督は「戦いながら、チームが結束してくれました」と、大会に入ってからの“進化”を実感。「星稜さんは強かった。さすがです。選手たちにとって、またとない経験になったはずです」

 この大会を最後にチームは解散。加賀谷三亜土主将は「決勝の負けは悔しいけれど、このチームで戦えて満足。これからはみんな、別チームのライバルになるけど、お互いに切磋琢磨(せっさたくま)してレベルアップできたら」と充実感もにじませた。銀メダルを胸に、それぞれが新たな気持ちで夏へと向かう。

明徳義塾中銅でも「今後にプラス」

準決勝敗退も、大器の片りんを見せた明徳義塾中の2年生エース・関戸

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 大会連覇を目指した明徳義塾中は準決勝で星稜中に敗れ銅メダル。それでも、神谷洋隆監督は「組み合わせを見て、ここが目標と思ってやってきましたから」と言い、「完敗です。星稜さんは強かった」と、すがすがしく振り返った。

 現在は多くの選手がそのまま、明徳義塾高に進学する同中野球部。神谷監督は「目標は高校での甲子園であり、さらにその先。この準決勝を含め、ここでの経験は、選手たちの今後にとって大きなプラスになったはず」と話した。

 2年生ながら大会屈指の好投手・関戸康介は最速131キロの直球を軸に力投。敗れたものの、神谷監督は失点後に持ち直した内容に「投手として成長できている」とうなずいた。全日本学童やソフトバンクJr.で活躍するなど、小学生時代から注目されてきた右腕は現在174センチ、68キロ。「明徳で1年練習して、投球中の視野は広くなったのかなと思います」と言い、「また初心に戻って頑張ります」と冷静だった。

グランフレール満足8強

1回戦を突破し笑顔で駆け寄る鎌田(左から2人目)らグランフレールナイン

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関東勢健闘

 関東勢はグランフレール(東京)、川崎市立有馬中(神奈川)、船橋市立七林中(千葉)が8強入りと健闘した。

 東京代表で都新人戦王者のグランフレールは快速右腕・鎌田州真が初戦の浜松市立曳馬中(静岡)を完封、2回戦も伊仙合同中(鹿児島)を6イニング0封するなど躍動。細田忠宏監督も「ここで2勝できるとは」と選手らをたたえる躍進だった。雨の中行われた準々決勝では優勝候補の一角、仙台育学園英秀光中に敗れたが、「完敗です。相手が強かった」と細田監督はサバサバ。篠原航太主将は「仙台育英は(東京のライバル)駿台(学園中)に似た感じで、スキがなくて強い。いつもより慌ててしまいました」と振り返り、「2勝できて、良い経験になりました」。好投の鎌田は「さすが、全国はすごいレベル。僕たちもまた、夏に向けて頑張ります」とにこやかだった。

 ▽1回戦

星稜中3−0長門クラブ

(石川) (山口) 

門真ビックドリームス2−0昭和村立昭和中

(大阪) (群馬) 

快速を披露したグランフレールの鎌田

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西海市立西彼中2−1北檜山中クラブ

(長崎) (北海道第1)

伊東市立南中6−0阿南市立羽ノ浦中

(静岡) (徳島) 

明徳義塾中4−0二見中

(高知) (三重) 

大分市立城東中クラブ4−2米子クラブ

(大分) (鳥取) 

川崎市立有馬中2−1東海大静岡翔洋中

(神奈川) (静岡) 

佐久長聖中1−0青森西中

(長野) (青森) 

伊仙合同中7−0西京ビッグスターズ

(鹿児島) (京都) 

グランフレール3−0浜松市立曳馬中

(東京) (静岡) 

仙台育英学園秀光中2−0石垣市立石垣二中

(宮城) (沖縄) 

筑西市立関城中3−1白老町立白翔中

(茨城) (北海道第2)

久留米BBC1−0島田市立初倉中

(福岡) (静岡) 

秋田クラブ7−0気比中

(秋田) (福井) 

船橋市立七林中4−2緑クラブ

(千葉) (愛知) 

大田市立第二中2−1滋賀ユナイテッドJBOY’s

(島根) (滋賀) 

 ▽2回戦

星稜中2−1門真ビックドリームス

伊東市立南中1−0西海市立西彼中

明徳義塾中9−7大分市立城東中クラブ

川崎市立有馬中9−4佐久長聖中

グランフレール9−0伊仙合同中

仙台育英学園秀光中4−0筑西市立関城中

秋田クラブ1−0久留米BBC

船橋市立七林中7−1大田市立第二中

 ▽準々決勝

星稜中6−0伊東市立南中

明徳義塾中7−1川崎市立有馬中

仙台育英学園秀光中5−1グランフレール

秋田クラブ10−0船橋市立七林中

 ▽準決勝

星稜中6−2明徳義塾中

秋田クラブ4−0仙台育英学園秀光中

 

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