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【学童野球】

「体の軸」つくれば動き一変!! 元巨人・佐藤洋さんの「MFT野球スクール」(下)

 17日に続き、元プロ野球巨人・佐藤洋さんが主宰する「MFT野球スクール」リポートの2回目です。“バットとグラブを使わない練習”には、野球に必要な動きが詰まっていました。 (鈴木秀樹)

野球に必要な要素

 「ぼくは32歳でプロを引退したんですが、度重なるケガによるものでした」。引退後に根本的な原因を探ると、佐藤さんは旧知のトレーナーに「姿勢の悪さ」を指摘されたという。「そのせいで、いろんなところに余計な負荷がかかり、ケガをする。それをカバーするために他の場所が…という悪循環です」

 真っすぐ立つ。背筋を伸ばす。座り姿勢では股関節が“入った”状態に。「自分の体を矯正し、これらを意識しながらマスターズリーグでプレーしてみると、明らかに違うのを実感できたんです」。この経験が、MFTでの教えにつながる。

      ◇      ◇

 スクールはその後も、バットやボールを使わないまま、ブリッジをしたり(胸郭を開く)、テニスボールを縦にふたつ重ねたり(集中力を高める)、“お手玉”をしたり(ボールを柔らかく扱う)といったメニューが続く。遊び感覚満載だ。

ブリッジで胸郭を広げる

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集中すればボールを縦に並べられる!

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 ようやくグラブを手にし、キャッチボール…と思いきや、「じゃあ“手の1”」「“手の2”」…「“グローブの1”」…。股を通したり、背面から投げたりと、さまざまな投げ方でキャッチボールやグラブトス。次に、佐藤さんがボールを転がし、これらの投げ方で返球。続いてチームに分かれ、ベースを置いてテニスボールでの“非公式試合”を楽しむと、最後は一人ずつ「クイズ」と「近況の連絡と報告」を行い、スクールが終わってしまった。

チームに分かれテニスボールでゲーム

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 終わってからの“追加練習”で、ようやく佐藤さんがトスを上げてのティー打撃。「少し動きが変わったね。チームで何か言われた?」などと一人一人に声を掛け、動きを微調整するアドバイスを与えながら、全員にトス上げを行った。

終了後のトス打撃は「追加メニュー」。的確で深いアドバイスが響く

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 「このスクールでは、翌日の試合で結果が出るようなことは教えていません」と佐藤さん。ボールやバットを使わない運動がメインだが、すべての動きに、野球に必要な要素が詰まっている。何より、選手たちが自立的に、楽しんで取り組む姿が印象的だった。

       ◇       ◇

 折しも、全日本軟式野球連盟はことし、学童選手の故障防止を目的に、練習時間のガイドラインを提言している。一方で、「最近の選手がケガしやすいのは、外遊びの時間が減ったために、野球以外の運動が少なく、全般的に筋力が足りないから」との声も聞く。MFTの指導法は、今後、目指すべき選手育成における、ひとつのヒントになるのではないか。

※MFT野球スクールは行田市(金)のほか宮代町(月)熊谷市(火)でも実施。問い合わせはメールjuku@mft.jp、詳細はホームページ https://mft.jp/ で。無料体験あり。

 

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