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【学童野球】

野球肘 早期発見&予防やケアも 江戸川野球ひじ検診

過去最多530選手が「検診」参加

 野球肘は早期発見がカギ−。江戸川区学童少年軟式野球連盟と、江戸川病院スポーツ医学科の岩本航部長、かつしか江戸川病院リハビリテーション科の我妻浩二理学療法士らによるNPO法人・江戸川スポーツ医学研究会が行う「野球ひじ検診」が9日、江戸川区立春江小学校で行われた。

プロジェクターの映像を使い、検診の説明をする岩本部長

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 連盟と研究会の連携で一年に一度実施している検診はことしで5回目。「離断性骨軟骨炎」(OCD)など、いわゆる「野球肘」に有効な治療法はこれといってなく、手術が必要になる前の早期、できれば痛みが出る前の段階で発見し、ノースローの期間を置くことで軟骨の再生を「待つ」のが最善といわれる。検診は野球肘早期発見のほかにも、その予防やケアに対する意識を高く持ってもらうことを目的にしている。

ことしは過去最高の530人がエコー検査を受けた

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 この日はエコーによる肘のチェックのほか、柔軟性やバランスを計測する各種テストを行い、参加選手らはパフォーマンス向上やケガ防止にも役立つという、ヨガの要素を取り入れたトレーニングも体験した。

関節の可動域などに関する検査を受ける選手ら

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関節の可動域などの検査を受ける選手ら

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 プロ野球のヤクルトスワローズをはじめ、多くのスポーツでチームドクターの経験を持つ岩本部長は「5年目を迎え、ことしは過去最高となる、500人を超える子供たちが受診してくれました。徐々にでも、検診の意義が広まってくれるのはうれしい」。各年代で採用される投球制限のルールについては、「全体的には良いこと」としながらも、「『これでいいでしょ』と形骸化しないことを願っています」と注文もつけていた。

広まるボランティア…沖縄からも

 検診が5年目を迎えたことしは、ほかにも変化が。我妻さんは「選手のお母さんや、かつての患者さんがボランティアとして手伝ってくれています」と喜ぶ。「フェイスブックを見て連絡をしました」という岩田伸子さんは、現在中学2年生の息子を持つ、野球少年の母。「学童野球では、息子もお世話になった。少しでもお手伝いしたいと思いました」と、応募の経緯を話した。

 沖縄県宜野湾市から、同じく研究会のフェイスブックを見て連絡し、ボランティアに駆けつけた我如古敏矢さんは、自身も整骨院を開業する柔道整復師。温暖な気候も手伝い、オフシーズンがほとんどない沖縄では、子供たちの野球肘は深刻な問題と言い、「沖縄にはまだ、こうした動きがないので、なんとか始めることはできないのかと、見学も含めて参加しています」。研究会のメンバーや、学童少年連盟の上野忠利会長にも、検診を開催するまでの経緯や苦労などを聞いていた。

 

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