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【社会】

北海道 早く元に戻って 3連休、ボランティア続々

地震で土にはまったフォークリフトを動かそうとするボランティア=15日午前、北海道厚真町で

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 北海道の地震で大きな被害が出た厚真(あつま)町などの被災地では三連休初日の十五日、大勢のボランティアが駆け付け、汗をぬぐいながら家の片付けなどを手伝った。 

 北海道災害ボランティアセンターによると、厚真町と安平(あびら)町、むかわ町の三町で活動。震度7を観測し、土砂崩れが起きて三十六人が亡くなった厚真町では、三連休中は人数を増やし、一日二百人ずつ受け入れる予定という。

 宮坂尚市朗厚真町長は「町の交通状況、ライフラインの復旧状況を考えて、自己責任で全てを完結する形のボランティアを歓迎している。お世話になりたい」としている。

 同町のボランティアセンターには十五日、受け付け開始前から長蛇の列ができた。小学校時代を同町で過ごした滝川市の会社員高橋宏基さん(31)は「自然が多く、いい思い出しかない町なので、少しでも役に立ちたい。友人や住民の元気で無事な顔が見たい」と話した。

 スポーツウエアや作業着姿のボランティアらは倉庫に散乱した薪を片付けた。苫小牧市の公務員松尾幸彦さん(50)はジンギスカンや米を買いによく訪れたといい「早く町が元に戻ってほしい。できることをやらせてもらいたい」と意気込んだ。母親(90)が一人暮らしをしていた実家で、タンスが倒れるなどした女性(56)は片付けを依頼。「一人ではどうにもできなかった。本当にありがたい」とほっとした表情を浮かべた。

 役場前にはこの日、献花台が置かれ、関係者が花を手向けた。宮坂町長は「復興という新しいステージに向けて、犠牲になられた方の努力や足跡を引き継ぎたい」と話した。

 

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