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【社会】

グリコ 液体ミルク、来春販売へ 乳児用 文京区モデルに活用

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 江崎グリコ(大阪市)は十九日、母乳の代わりになる乳児用液体ミルクについて、来春の製造・販売を目指し、国への申請に向けた準備を進めていることを明らかにした。日本では商品化されておらず、認められれば国内初となる。

 江崎グリコが同日、都内で開いた記者会見で発表した。販売時は紙パック入り百二十五ミリリットルを想定するが、価格は未定。

 液体ミルクは常温で保管でき、湯に溶かす手間がいらず、欧米では広く普及している。国内では厚生労働省が八月、製造・販売を解禁したばかり。国産品はなく、西日本豪雨や北海道地震での使用は、ごく一部にとどまっていた。

 会見には、公益社団法人「日本栄養士会」(東京都)の中村丁次代表理事会長と文京区の成沢広修(ひろのぶ)区長らが出席=写真。栄養士会は災害時の液体ミルクの活用指針を来年一月にも作成し、全国の自治体、医療従事者などに周知するプロジェクトを発表した。モデルケースとなる文京区は、江崎グリコから液体ミルクの提供を受ける。文京区では来春にも備蓄を始める予定。普段の乳児検診などでも無料で配布する。

 中村代表理事会長は「どのような状態でも、赤ちゃんの栄養が確保できるよう、普及させたい」と説明。グリコの奥山真司マーケティング本部長は「災害時のストレスで母乳が出なくなる母親も少なくなく、赤ちゃんを災害から守りたい」と強調した。 (中村真暁)

 

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