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【社会】

民間水道業者「給水停止も」 岩手・雫石 経営悪化で追加料金請求

給水停止に備え、水をためた風呂を示す上村聡さん=17日、岩手県雫石町で

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 岩手県雫石町の別荘などが立ち並ぶ「岩手高原ペンション村」で、水道を管理する業者が経営悪化などを理由にペンション経営者や定住者ら住民側に料金を追加請求し、応じない場合は給水を停止すると通知していることが十七日、分かった。業者は同日を支払期限としていたが、住民側の弁護士によると、当面は給水が続けられる見通しになった。

 住民側は「詳細な説明がなく脅迫のようだ」と困惑していた。今月には、自治体の水道事業の運営権を民間企業に委託することを促進する改正水道法が国会で成立したばかり。今回のトラブルは、今後の民営化拡大に向けた動きに影響を与えそうだ。

 業者は仙台市の「イーテックジャパン」で、三十五軒程度に給水している。別の企業が一九七〇年代にペンション村を開発し、町の水道事業の区域外となっている。

 町や住民によると、同社は井戸水をくみ上げるポンプの電気代約五十万円(九〜十月分)を東北電力に滞納していると説明。一世帯当たり約一万五千円の追加負担を求めてきた。イー社は「取材には応じない」としている。

 ペンションを経営する上村聡さん(44)は「水道料金は支払っており、追加徴収はおかしい」と反発。十七日は、風呂の水をためるなど対応に追われた。町もイー社に供給継続を申し入れているが、給水が止まった場合は公民館の水道を開放するという。

 

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