東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

原宿暴走 灯油噴射を計画か 容疑者 高圧洗浄機使用に失敗

 東京・原宿の竹下通りで軽乗用車を暴走させ、歩行者の男性八人をはねた事件で、殺人未遂容疑で逮捕された日下部(くさかべ)和博容疑者(21)が「灯油を噴射しようとした」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。車内から灯油約二十リットルの入ったポリタンクと高圧洗浄機が見つかっており、警視庁捜査一課が動機などを調べている。

 捜査関係者によると、日下部容疑者は約一カ月前に運転免許を取得。大阪でレンタカーを借り、十二月三十一日に出発し、昼すぎに都内に入った。灯油は大阪で買ったとみられる。現場に残した車の後部座席に百リットルのポリタンクがあり、灯油が約二十リットル入っていた。

 日下部容疑者は「ポリタンクに高圧洗浄機を差し込んで噴射してやろうと思った。うまくできず、自分で灯油をかぶってしまい、断念した」と供述している。高圧洗浄機の接続方法や電源などが分からなかったとみられる。

 日下部容疑者は「灯油で車ごと燃やそうと思った。できなければ人をひこうと思った」と供述している。事件当時、竹下通りは大半の店がシャッターを下ろしていた。人通りも、明治神宮や東郷神社への初詣客、開店前のファッションビルの行列に並ぶ人などが行き来する程度でまばらだった。車にはねられた八人は全員、JR原宿駅方面に向かって歩いており、無防備な背後から衝突された。

 日下部容疑者は、現場の路上に上着を脱ぎ捨てて逃走。事件の約二十五分後、代々木公園で自動車警ら隊の警察官に職務質問された。薄着で灯油の臭いをさせており、車を暴走させたと認め、「テロを起こしてきた。オウムの報復です」との話をしたが、オウム真理教などとの関係は確認されていないという。

◆大阪の容疑者同級生「目立たず静か」 

 殺人未遂容疑で警視庁に逮捕された日下部和博容疑者について、小中学校で同級生だった大阪府枚方市の女性(21)は取材に「目立たない静かな人だった」と印象を語った。

 女性によると、日下部容疑者の実家は枚方市内にあり、地元の小中学校に通学。中学のとき、両親が別居し、大阪府寝屋川市に引っ越したが、そのまま枚方市の中学に通い続けた。

 女性は「水泳をしていたが、クラスで目立つ存在ではなかった」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報