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【社会】

辺野古巡る投票 不参加表明5市に 「全県実施を」ファクス行動

5市に県民投票参加を呼び掛けるファクス文書を手にする林佐登子さん(左端)ら勉強会の参加者=18日、川崎市宮前区で

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 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)への移設の賛否を問う県民投票の全県実施を−。県民投票への不参加を表明している宜野湾、沖縄、宮古島、石垣、うるまの五市への全国一斉ファクス行動が始まった。呼びかけた石川県野々市市の主婦小原美由紀さん(54)は「同じ思いの人が多い。五市の市長に気持ちを変えてもらいたい」と訴えている。 (山本哲正)

 県民投票に向けた署名活動を主導した「『辺野古』県民投票の会」代表の元山仁士郎(もとやまじんしろう)さん(27)は十五日から地元の宜野湾市役所前で、不参加表明の五市に抗議するハンガーストライキをしている。不参加の動きに心を痛めていた小原さんが元山さんに賛同。十七日にフェイスブックでファクス行動について投稿すると、一日で少なくとも全国十五都府県の二百人以上が参加した。

 川崎市では十八日、小原さんに呼応した子育て中の母親らが勉強会を開き、二十代から五十代の女性四人が集まった。「投票する権利が奪われることに、とてつもない危機感を覚える」と五市長にメッセージを書いて送信した。川崎市の衣装製作業、林佐登子さん(44)は元山さんを市内のイベントに招いたことがあるだけに、「元山さんの気持ちを考えると胸がしめつけられる」との一文をメッセージにそえた。

 勉強会では、不参加問題について沖縄県内の弁護士がフェイスブックに投稿した解説を共有。五市の不参加を許せば、例えば衆院解散総選挙でも「解散理由が不当だ」として不参加の自治体が出かねないとの指摘に、「そうだよ」「よほど民意を示されるのが怖いんだ」と話し合った。

 横浜市の鈴木法子さん(50)は、石垣市在住の農家伊良皆(いらみな)美栄子さん(55)らが作ったハーブティーを持参し、思いを寄せながら「民主主義を壊していくのを看過できない」と危機感を募らせた。

 川崎での取り組みを知った伊良皆さんは取材に「私も投票したいのに、このままではできない。一地域ではものを言いにくい空気もあり、外からの意見はうれしい」と支援の広がりを喜んだ。

 

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