東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

センター試験 複数会場で開始遅れ 57万人志願 対応ミス、交通乱れ

 本格的な入試シーズンの幕開けとなる大学入試センター試験が十九日、全国の六百九十三会場で始まった。日程は二十日までで、志願者数は前年度比五千八百四十一人減の五十七万六千八百三十人。参加する国公私立の大学・短大は八百五十二校で、うち大学は過去最多の七百三校となり、短大は百四十九校が利用する。係員の対応ミスなどで四会場の計四十五人が再試験の対象となった。平成最後のセンター試験には、元号や平成に起きた出来事を問う出題もあった。

 センターによると、首都大学東京の会場では、十九日午前の地理歴史・公民を二科目受験で登録していた一人に係員が明確な指示をしなかったため、一科目受験の控室にとどまっていたことが、試験開始後に発覚。大阪商業大と神田外語大(千葉市)では監督者が一分早く試験を終了させるミスがあり、計四十三人に影響した。いずれも再試験の対象とし、受験意向を確認する。山形大でも一人が対象になった。

 東京農工大では英語のリスニングで監督者の説明ミスがあり、九十六人が七十分遅れて試験を受けた。宮城教育大、福島大、茨城大、東京国際大(埼玉県)、横浜国立大の計八人も、交通機関の乱れなどで二十〜百六十二分繰り下げた。他の会場でも同様の事例があった。

 リスニングのICプレーヤーの不具合などで試験終了後に中断部分からやり直す「再開テスト」は六十二会場で六十七人が受けた。過去最少という。

 志願者のうち、高校などを今春卒業予定の現役生は八千六百二十人減の四十六万四千九百五十人で80・6%を占めた。既卒者は二千七百三十四人増の十万六千六百八十二人(18・5%)。私立大の定員管理の厳格化で合格者を絞り込む私大が増え、浪人生の増加につながったとみられる。高校卒業程度認定試験(旧大検)合格者らは0・9%。

 センターはカンニングなどの不正行為があった場合、都道府県名と概要を二十日夜に公表する。

 センター試験は今回を含めて残り二回。二〇二〇年度からは「大学入学共通テスト」に変わる。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報