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【社会】

「こうありたい」ママ応援 仕事も夢も諦めない 千葉の女性6人が講座

今後の活動を話し合う平田理恵子さん(右から2人目)らLDKのメンバー6人=千葉市中央区で

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 子育てで仕事や好きなことを諦めた女性たちの力になりたい−。千葉市の女性6人が任意団体を立ち上げ、子育て中の母親向けの講座を開いている。6人は仕事を持つか、復職を目指す30〜40代の母親。市内のカフェなどで開く講座では、得意分野の講師を務め、受講者が次のステップに進めるよう後押ししている。 (黒籔香織、写真も)

 任意団体は昨年二月に発足した「LDK chibaminato house」。メンバー六人は、ファイナンシャルプランナーや幼児教室講師、ネイリストなどとして働くか、再び仕事に就こうとしている三歳児〜高校生を育てる母親だ。

 三人の子を育てる平田理恵子さん(46)は、LDK創設時からのメンバーの一人。二〇〇一年一月に長女を出産後、「社会に取り残されたくない」との一心から、インターネット関連や経営コンサルタント会社などで働いてきた。

 〇八年に千葉市に引っ越すまで、友達が一人もいなかったという平田さん。同じマンションの隣室に住み、同世代の子どもを妊娠中のメンバーと知り合ったことが縁で、自身の生い立ちや思いを打ち明けるようになった。

 父親が日常的に暴力を振るう家庭で育ち、子どもは食べさせて、怒鳴れば勝手に育つと思っていたこと、中学時代のいじめで友達はつくれないと思っていたこと−など。「自分を出しても受け入れてもらえた。初めての友達」と明かす。

 三人目の次男を出産後、新たな仕事選びが難航していた際には、メンバーでキャリアカウンセラーの武田千秋さん(42)から「三人の子育ての経験がプラスになるよ」と言われた。

 好きなことや得意なことを仕事にするメンバーの話を聞くうちに、平田さんは自分が料理が好きだと気付いた。昨年四月、メンバーに促され、LDKの講座の一環で有料の料理教室を初めて開いた。「おいしい」と言ってくれた参加者の姿に涙が出た。

 平田さんは、尿管結石を患った夫が米粉で体調が改善した経験から昨年七月、米粉マイスターの資格を取得。LDKの講座では母親の食事が子どもに与える影響を話し、受講者の相談に乗る。「いつかは自分の仕事にしたい」と意気込む。

 講座は週に一回程度で、受講料は無料〜三千円程度。平田さんのように、自分のやりたいことを仕事につなげる力になればと、LDKは講座の場も提供している。武田さんは「どんなことに向いているか分からなくても、話していくうちに自分のやりたいことに気付くことがある」と語る。

 平田さんは「本当は何かやりたいけれど『子どもがいるから無理』、『パパがダメと言う』と思っているママが最初の一歩を踏み出せるよう、応援をしたい」と話している。

◇LDKが開催する主な講座 

母親に自身が好きなことを見つけてもらう・・・なりたいジブン講座

子どもの体に良い食事の提案や食材の選び方を学ぶ・・・料理講座

片付けや収納方法を学ぶ・・・家族が自立する部屋づくり

子どもを保育園や幼稚園に預けようとする親向けの・・・保活イベント

◆詳しくは、LDKのホームページ=https://www.ldkchibaminato.com/=へ。

 

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