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【社会】

代替わり後の公務発表 新天皇、両陛下行事引き継ぐ

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 宮内庁の山本信一郎長官は三十一日の定例記者会見で、天皇陛下の退位と皇太子さまの新天皇即位に伴う皇室の新たな公務分担について発表した。天皇、皇后両陛下は退位後に全ての公務から退き、両陛下が担っていた公務は新天皇、新皇后となる皇太子ご夫妻が、皇太子ご夫妻の公務は皇嗣(こうし)、皇嗣妃となる秋篠宮ご夫妻が基本的にそれぞれ引き継がれる。皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻に報告して了承を受けたという。

 両陛下が毎年出席してきた国体、全国植樹祭、全国豊かな海づくり大会のいわゆる「三大行幸啓」など地方、都内の行事計十三件のうち、十二件を皇太子ご夫妻が引き継ぐ。例外的に「国際生物学賞授賞式」は、秋篠宮さまが鳥類研究者であることから、陛下の意向を受けて秋篠宮ご夫妻で対応する。

 皇太子ご夫妻がかかわる行事は十件あるが、全国障害者スポーツ大会など五件は秋篠宮ご夫妻が出席し、一件を寛仁(ともひと)親王妃の信子さまが引き受ける。献血運動推進全国大会は、紀子さま一人で担当する。国民文化祭は、皇太子さまが浩宮時代から出席してきた経緯を踏まえ、持ち上がりの形で続ける。

 担い手が減る中、主催団体との長年の関係や公平性を考慮し、厳しいやりくりとなった。今回は地方や都内で開かれる行事に限った決定としており、皇居や宮邸で行われる行事についてはさらに検討を続ける。

 秋篠宮ご夫妻は既に多くの行事を抱えており、皇太子ご夫妻から引き継ぐことで多忙さに拍車がかかる可能性もある。このため、一部の式典は日程の都合が付く場合に限っての出席に変更するほか、長女眞子さまに譲る。

 会見で山本長官は、秋篠宮ご夫妻の出席行事について「他の殿下にお願いできないかなどを引き続き検討する。各団体の皆さんにもご理解頂きたいと考えている」「結果として総量を減らさざるを得ないことはあり得る」と、さらなる見直しの可能性に言及した。 (小松田健一)

 

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