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【社会】

暴言「資質欠く」 明石市長が辞表 出直し選は触れず

記者会見で涙ぐむ兵庫県明石市の泉房穂市長=1日午後、明石市役所で

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 兵庫県明石市の泉房穂(ふさほ)市長(55)は一日、道路拡幅工事に伴うビルの立ち退き交渉を担当した部下に「燃やしてしまえ」などと暴言を浴びせた責任を取るとして、市議会議長に二日付の辞表を提出した。同市で開かれた記者会見で「リーダーとしての資質を欠いている」と改めて謝罪した。

 ただ、出直し市長選への出馬については「自分への処分以上のことは、まだ考えられない」と明言を避けた。「許されない発言で責任は私にある。今回の報道で市民に迷惑が掛かっており申し訳ない」とも述べた。

 市長は一月二十九日の会見で謝罪したが辞職を否定し、四月の市長選に三選を目指して出馬する方針を示していた。

 明石市などによると、国道2号拡幅に伴う用地買収を二〇一二年から開始。一六年ごろに完成予定だったが、交差点付近の雑居ビルの立ち退きが進んでおらず、一七年六月十四日、市長室で市幹部に「あほちゃうか。火を付けて捕まってこい。燃やしてしまえ」などと厳しく叱責(しっせき)した。その後、一八年春に買収が完了した。

 市長は二月一日の会見で、工事が始まる前と後に現場周辺で交通死亡事故があったとして「死亡事故が発生した危ない交差点だと認識していたので、速やかに工事しなければならないと考えていた」と釈明した。

 市選挙管理委員会によると二日に市議会で辞職が認められれば、四月の統一地方選前に市長選が実施される見込み。仮に泉市長が出馬して当選すれば、四月にまた市長選が投開票されることになる。

 泉市長は明石市出身。NHKディレクターや弁護士、旧民主党の衆院議員を経て一一年の統一地方選で市長に初当選した。

 

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