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【社会】

「アポ電」強盗に注意 高齢者夫婦縛り400万円奪う

 「もしもしオレだけど、お金が必要になって…」。ニセ電話詐欺グループが相手の資産状況などを事前に聞き出すためにかける「アポ電(アポイントメント電話)」が、強盗事件の新たな手口に悪用され始めている。東京都渋谷区内で今年に入り、アポ電を受けた数日後に自宅で数百万円以上を奪われる被害が相次いだ。警視庁は、資産や家族構成などの情報を安易に教えないよう注意を呼びかけている。 (奥村圭吾)

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 警視庁代々木署によると、二月一日午前八時四十分ごろ、渋谷区笹塚二の住宅に目出し帽をかぶった男三人が押し入り、七十〜八十代の夫婦の両手を結束バンドで縛って、約四百万円を奪って逃げた。

 捜査関係者によると、夫婦宅に数日前、息子を装った男から、家にお金があるかどうかを尋ねるアポ電が入っていた。男らはアポ電で得た情報を基に、夫婦宅に狙いを定めた可能性があるという。

 一月十一日未明には、近くの同区初台一の住宅に覆面をかぶった男三人が押し入り、八十〜九十代の夫婦を縛って約二千万円と貴金属を奪う強盗致傷事件が発生。この事件でも犯行の二日前、息子を装った男から、同様のアポ電が入っていたという。

 署は、犯行の手口などから同一犯の可能性もあるとみて関連を調べている。

 警察幹部は「アポ電を悪用した強盗事件は全国的に広がりかねない」と危機感を示す。被害に遭わないよう「お金が家にあることを不用意に他人に言わないことや、留守番電話を使って相手を事前に確認するのが有効」としている。

 

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