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【社会】

ありのままに成りたい人になる 川越でLGBT成人式

自分らしい服装で写真撮影する参加者たち=2日、埼玉県川越市で

写真

 「成人式でスーツじゃなくて振り袖を着たかった」「自分と同じような性的少数者(LGBT)の人と会ったことがない」。そんな人たちのためのLGBT成人式「虹色の式典」が2日、埼玉県川越市で開かれ、当事者や家族ら約100人が参加した。有志の実行委が、年齢や性別に関係なく「ありのままの自分を表現し、成りたい人になってほしい」という思いで主催し、今年で3回目。

 同市の長尾有沙(ありさ)さん(27)は、恋人の日暮(ひぐらし)凌汰さん(24)=東京都杉並区=と登壇し、「成人のことば」を述べた。小学校低学年の頃から男の子らしい服に違和感を覚えたが、周囲から「オカマみたい」と言われ、自分らしさを押し殺し、男性として生きてきたという。

 中学では不登校も経験。社会人になって病院で性同一性障害と診断され、女性として堂々と生きることを選んだ。「LGBTの一人になり、世の中の常識を疑うことを知った。性別適合手術をして女性として婚姻届を出そうと貯金しているが、手術しなくても(自分が思う)本当の性で届を出せる世の中になってほしい」と話した。

 トークショーでは、女装パフォーマーのブルボンヌさんや、元バレーボール選手でレズビアンを公表した滝沢ななえさんが登壇。参加者から「学校で今後必要な教育は」と質問されると、ブルボンヌさんは「(自分らしく)生きるために必要な性知識を早いうちから伝えた方がいい」と述べた。 (浅野有紀)

 

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