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【社会】

小4死亡、母も逮捕 野田、傷害容疑 夫の暴行制止せず

栗原心愛さんの母親を乗せ、千葉県警野田署に入る車=4日午前(一部モザイク処理)

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 千葉県野田市で小学四年栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅で死亡した事件で、父親の勇一郎容疑者(41)=傷害容疑で逮捕=と共謀し、心愛さんに暴行したなどとして、県警が四日、母親なぎさ容疑者(31)を同容疑で逮捕したことが、捜査関係者への取材で分かった。県警は、勇一郎容疑者による心愛さんへの暴行を制止しなかったことが共謀に当たると判断した。

 捜査関係者によると、なぎさ容疑者は、勇一郎容疑者が先月二十四日、自宅で心愛さんに冷水シャワーをかけ、首付近を両手でつかむなどの暴行を加えた際、黙認するなどした疑いが持たれている。

 県警によると、勇一郎容疑者が同日午後十一時十分ごろに「娘の意識と呼吸がない」と自ら一一〇番し、駆け付けた救急隊員らが浴室で倒れている心愛さんを発見、死亡を確認した。司法解剖では死因は明らかにならなかった。

 心愛さん一家は次女(1つ)を含む四人家族で、事件時は全員在宅していた。なぎさ容疑者は逮捕前の任意の事情聴取で、勇一郎容疑者が夜中に心愛さんを起こして立たせるなどしていたとし、「やめてと言っても聞いてもらえなかった」と話していたという。

 心愛さんは二〇一七年十一月、当時通っていた市内の小学校で実施されたいじめアンケートに、「お父さんにぼう力を受けています。先生、どうにかできませんか」などと記入。その後、ほほにあざも確認され、県柏児童相談所に一時保護された。心愛さん一家が野田市に転居する前、同年八月まで住んでいた沖縄県糸満市などによると、糸満市にはなぎさ容疑者の親族から「母親が父親から暴力を受けている」「心愛さんが父親からどうかつをされている」との相談が寄せられたが、一家の転居時、糸満市から野田市には伝えられなかった。

 

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