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【社会】

杉本七段、藤井七段 師弟同時昇級持ち越し

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 将棋の藤井聡太七段(16)=写真(右)=が五日、大阪市の関西将棋会館で指された名人戦順位戦C級1組の対局で近藤誠也(せいや)五段(22)に敗れ、順位戦デビュー後の連勝は十八で途絶えた。中原誠十六世名人(71)が一九六七年に達成した連勝記録に並んでいたが、更新はならなかった。

 この日、師匠の杉本昌隆七段(50)=同(左)=も敗れ、注目された師弟アベック昇級は三月五日の最終戦に持ち越された。

 順位戦は名人戦の予選に当たり、棋士がA級〜C級2組の五クラスに分かれ、リーグ戦で序列を決める。A級の優勝者が名人に挑戦する。

 今期のC級1組は三十九人が参加。十戦して上位二人がB級2組に昇級する。ともに八戦全勝の藤井七段と杉本七段はこの日、それぞれ昇級争い三番手の近藤五段、四番手の船江恒平六段(31)と対戦。いずれも敗れたため、四人が八勝一敗の同星で並び、前期の順位に従って近藤五段が昇級争いトップ、杉本七段が二番手、船江六段が三番手、藤井七段は四番手となった。

 藤井七段は、最終戦で都成竜馬(となりりゅうま)五段(29)に勝った上で、競争相手三人のうち二人以上が敗れた場合に昇級する。 (樋口薫)

◆来月最終戦に望み

 藤井聡太七段は、自玉の詰みを察した後も指し続け、午後十一時三十七分に駒を投じた。難解な終盤戦で攻めていった手が裏目に出た。自力昇級の目が消え、「昇級を目指す上では痛い敗戦になった」と唇をかんだ。

 師匠の杉本昌隆七段も、かつて棋戦の決勝戦で着用した和服姿で気合を入れて臨んだが敗戦。「師弟同時昇級になればうれしいかなと思ったが…」と絞り出した。三月の最終戦では、師弟同時昇級の可能性もわずかに残る。杉本七段は「切り替えて臨みたい」と語った。 

 

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