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【社会】

都市鉱山から「東京五輪」メダル作戦、成功 来月末で回収終了

 家庭や職場で使わなくなった携帯電話などを集め、取り出した金属で2020年東京五輪・パラリンピックのメダルを作るプロジェクトについて、大会組織委員会は8日、必要な金、銀、銅の量を確保する見通しが立ったと発表した。3月末で回収の受け付けを終了する。

 組織委によると昨年10月までに回収された携帯電話やスマートフォンは計507万台、パソコンやデジタルカメラなどの家電は計4万8000トン。この中に含まれる金は28.4キロ、銀は3500キロ、銅は2700キロとなった。3月末までの推定回収量を合わせると、大会で使うメダル約5000個分になる。メダルは1月に製造が始まっており、大会の数カ月前にはすべて完成する見込みだ。

 環境省によると、1年間に使われなくなる携帯電話などの家電は全国で65万トン。この中に844億円相当の有用な金属が眠っていると推定され、「都市鉱山」と呼ばれる。不要家電を集めてメダルにする取り組みは、過去の五輪・パラリンピックで例がなく、初めて。

 回収は17年4月に開始。1年目は家電の回収量が月平均1200トンと低調だったが、その後、全国の小学校や企業の協力が広がり、3倍以上に増加。2年で目標を達成することになった。 (岡本太)

 

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